Photos by KETHERTOKYO. Text by colorsmagyoge.
11/4(火)、朝。
目覚めると窓の外から見える海はまだ穏やかだった。
今年最後の台風となるであろう台風20号からのグランドスウェルは
ここのビーチにはまだ届いていないようだった。
今シーズン日本一のプロサーファーとして2014年グランドチャンプに輝いた
辻裕次郎の実父が営む459-4491にあるお洒落なレストラン・バー”Bahati”にて
日本屈指のエアリストJET中浦章のバースデイ・バッシュが盛大に行なわれた
11/3(月)の夜の余韻がまだ残るなか、波は期待はずれなのか、そう思った。
辻と共に周辺のブレイクを何カ所かチェックしてみるが、
やはり期待していたような波を確認することはできなかった。
が、ここからさらに日出る方向へと数時間車を走らせた海岸線には、
台風20号からの太いグランドスウェルが到達しているという。
その情報を得てエキサイトした辻裕次郎とJET中浦章率いるKETHERTOKYOクルーは
迷わずその波をスコアするべく、日出る方角へ。
目的地が近づくにつれて海の様子は刻々と変化して行く。
それを見る度に胸はさらに高鳴っていった。
果たして、目的地にはダブルオーバーは超えるであろう
パーフェクションが待ち受けていた。
数時間の長距離ドライブの直後であるにも関わらず、
その疲れもすっかり忘れたのか辻裕次郎は海に飛び込んでいく。
頭以下の小波でのバリエーション豊かなエアからハードなカーヴィングはもちろん、
ハワイ級のビッグウェイブの本物波まで難なく乗りこなす
日本指折りのトップオールラウンダーである辻裕次郎。
このようなぐりぐりチューブのビッグウェイブ・コンディションにおいて、
辻の真骨頂とも言うべきバックサイドでのチューブを次々と連発!!
それを撮影していたJETいわく、
「今年一番のコンディションで、今年一番のサーファーを撮影することができて最高でした!」
という言葉も納得せざるを得ない、まさに数年に一度のシチュエーションとも言える
貴重な一日となったことは言うまでもないだろう。
こうなって来ると、本当に2015年にリリース予定の辻をメインキャストとする
KETHERTOKYO最新作の仕上がりが楽しみでならない!!!
そんなJETも、ツインフィンの短いサーフボードでチューブをスコア。
「本当にチューブ天国でした」
とのこと。
本当に裏山Cかぎりである。
最高の波で、最高の仲間たちとのセッション。
迎える11/5(水)はさらに台風20号のグランドスウェルを受け、
コンディションは上向く予報の459エリア。
果たして、台風20号はいったいどんな今年最後のTHE DAYを
届けてくれるのか!?
KETHERTOKYOによるさらなる記事を乞うご期待ください!!