Photos & Text by colorsmagyoge.


Yono Peak, 8/27 am6:24.

 

8/27(日)早朝。

少し遅れ気味で湘南シークレットリーフに到着すると

すでに3名のサーファーが沖で波待ちをしているのが見えた。

この日は泰介の水中カメラを使って

水中撮影する予定となっていたため

急いで沖に出なくてはと思ったが、せっかくなので

ひとり一本ずつライディングを陸から抑えることに。


Kazuya Sato @ Yono Peak.

 

このポイントの名前は

colorsmagで明かすことができないため

いまのところ「湘南シークレットリーフ」

とさせて頂いているが、

故・佐久間洋之介が愛したポイントだったということで

colorsmagでは今後“Yono Peak”とさせて頂こうと思う。

先日のHard Rock同様、

colorsmag的ポイント・コードネーム“Yono Peak”

を目指し、遥か沖合にあるピークへパドルしていった。

 


Taisuke Sakuma @ Yono Peak.


f/s Rip by Kazuya Sato @ Yono Peak. 

 

先日のHard Rockセッションにも駆けつけて来た

FTE隊長である佐藤和也プロもこのセッションに参加。

昨日の夕方の情報を聞き、そのフットワークの軽さで

この日の早朝はYono Peakへと顔を出したのだった。

波を求める貪欲さは、

以前にも増しているように感じる佐藤和也。

何が彼をそうさせているのかはわからないが

まるで自分自身をその滑りで表現するべく、

相応しい波を常に追い求めているかのようにも感じる。

コンペシーンは退いたものの、

サーファーとしてのソウルは確実に増しているのだろう、

一本入魂ともいうべき彼の滑りは、

どこか胸に響く熱いものを感じさせる。

 


Ryu Nakamura @ Yono Peak.

 

「yogeも波に乗って来きなよ」

という中村竜くんの粋な采配により、

Yono Peakの波に2本だけ乗らせて頂きました。

あまりにも板が短かったせいもあるかも知れませんが、

思った以上にテイクオフが大変でフルパドルは必須。

急激な浅棚にヒットするため

波のボトムはボイルしまくっており、

それがまた恐ろしく、

かなりパワーのある強烈波でありました。

 


Kazuya Sato.

 

Hard RockとYono Peakの両方の波を滑った佐藤和也曰く

「Yono Peakは、またHard Rockとは違ったヤバさがあるね。Hard Rockほど長い距離を乗れるわけではないけど、ピークに波のパワーが集中している分、パワーも強烈だし、もうワンサイズ上がったときのyono Peakを見てみたいですね」

とのこと。

かつて伝説のビッグウェイバー佐久間洋之介は、

佐藤和也にしてそう言わしめる強烈波で

人知れず影練を積み重ねていたのである。

 


Taisuke Sakuma @ Yono Peak.

 


Ryu Nakamura’s Last Wave @ Yono. 

 

それぞれが最後の波に乗り、

colorsmagの台風15号チェイスのラストセッションが終了。

また次の台風に期待をよせ、

一行は、

またそれぞれの仕事へと戻っていった。

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ