Photos & Text by colorsmagyoge.
台風17号の残り波を狙い、松岡慧斗、湘南の佐藤和也と共に
9/30(火)の早朝もニューポートの波をチェック。
すでに駐車場にはこのエリアを拠点とするプロサーファー小嶋海生、高橋みなと、
プロボディーボーダーの後藤朝子のほか、トップサーファー高橋ゆうじ、熊谷航といった
ローカルサーファーたちが集結してた。
前日の6ftクラスのセッションとは打って変わり、
セットでダブル前後と少しサイズダウンはしていたが、
ゆるいオフショアのおかげメンツルのエクセレントコンディションに恵まれた。
またしても日の出前より入水して無人の波をスコアしていたのは、
前日同様、松岡慧斗の先輩にあたるシンディーさん。
この方とは陸でお会いすることができず、ご挨拶もできず非常に残念でしたが、
今回の旅ではTaylor Knoxを彷彿とさせるそのいぶし銀スタイルの滑りが
深く印象に残っているサーファーのひとりでした。
日本にはプロでなくてもソウルフルでかっこいいスタイルを持ったサーファーが
本当にたくさんいるんだな、と全国を旅しているとそんな気持ちになるのでありました。
メンツル・パーフェクトのコンディションともなれば、
お店を一日中閉めてでもサーフィンしまくらなければ本物ではない。
そんな大義名分がよく似合うglassy(メンツル)サーフショップ・オーナーであり
このエリアを代表するトップサーファーのひとりである高橋ゆうじも
目の前に広がるパーフェクションを無心になって滑走。
今回はシングルフィンをはじめ、スラスターとそのレパートリーの広さを
そのスキルの高さを改めて見せつけてくれた。
ここニューポートの波と先輩や仲間たちに育てられ、
いまや湘南を拠点に全国的な活躍を魅せる松岡慧斗は
このセッションにおいても周りのサーファーたちに刺激を与えるような
ハイレベルな滑りを連発!!
コンディションに合わせて臨機応変なライディングを繰り出すスキルを持ち合わせる
数少ないオールラウンダーと言って過言でないだろう。
そんな松岡のサーフィンを幼い頃から手本としてきたからなのか、
撮影をしていてたまに松岡と間違えそうなほど似ている瞬間を持っているのが
小嶋3兄弟の三男坊、プロサーファーの小嶋海生。
今回のセッションでまたさらにバイブスが上がったに違いない。
全日本チャンプという肩書きを持ち、
ここニューポートではハード・ローカルのひとりとして知られる高橋誠氏。
継続は力なりを体現するレジェンダリーなサーファーでもある。
この日もスムーズかつスタイリッシュな滑りを魅せてくれた。
熊谷航の実母でプロサーファーでもあるJAPSSの熊谷素子さん。
海を身近に感じながら家族でサーフィンを楽しむという
サーファーなら思わず憧れてしまうようなライフスタイルを確立している。
高橋みなとのような全国区のガールズ・プロサーファーが
このエリアから輩出されるその背景には、
熊谷素子さんによるバックアップが大きいに違いないだろう。
この日は前日の巨大波から比べれば多少落ち着いてきていたことから
このタイミングを狙っていた多くのローカルサーファーたちがアウトにラウンナップ。
旅慣れている佐藤和也は、瞬時にそんな空気感を察知し、
人のいないピークを見つけ、控えめに波乗りを楽しんでいた。
台風17号のTHE DAYとなった9/29(月)におけるcolorsmag的主役となった
ヒロイン高橋みなとは、まだセットでダブル前後はあるにも関わらず、
積極的にセットの波を掴み、その成長ぶりを魅せてくれた。
あのハードコンディションにおいて素晴らしいガッツを魅せられ、
本気で感動したcolorsmagでありました。
その模様は下記リンクよりぜひチェックしてみてください。
コンパクトながらチューブになる波に狙いを定め、
このセッションだけでも多くのバレルをメイクした熊谷航。
そんななか、水を得た魚の如く、思い思いのラインを波に描く
ローカルサーファーたち。
どの人たちもスタイルを持ち、何よりも上手いのは、
質の高いニューポートの波が育んだものだと言えるだろう。
9時半を過ぎた頃になると残念なことにオンショアが吹きはじめ
コンディションは悪化。
予想では一日中オフショアとなるはずだったが、
一度様子見ということで、午後のセッションに備えて休憩することに。
果たして、午後はどのような波に遭遇することとなるのか!?
一生滑走!!!