Photos & Text by colorsmagyoge.

_MG_5928

 

 

台風一過となった3連休明けの10/14(火)。

全域に渡ってダブル以上の太めのうねりを受けた状態で迎えた朝の湘南エリア。

佐久間泰介からの連絡により、早朝から気になる例のポイントへ直行。

そこには、完璧な無風状態のなかで、

人知れずブレイクする6ftオーバーのパーフェクトな波の姿があった。

_MG_5535
Somewhere in East Side of Shonan. 6:50am

 

 

前回ここのブレイクでセッションを行なった台風18号の10ftオーバーの

ワイルドなセッションでは松岡慧斗に決められてしまったことから、

かなり悔しがっていた佐久間泰介は、

このかなりのグッドコンディションを目の前に

待ち切れなくなってしまったのか、早速パドルアウト。

故・佐久間洋之介の使っていたピーターマッケイブのガンに乗り、

次から次へと良い波を掴みまくる。

_MG_5651
Taisuke Sakuma.

 

 

さらには、10/12(日)にコンディション不足により延期となった

ビッグウェイブコンテスト”洋之介メモリアルカップ葉山”参加のため湘南を訪れ、

そのまま数日間、葉山にステイしていた四国出身で日本屈指のビッグウェイバー

田中宗豊プロと、その仲間であり、福島県から四国へと移住したサーファー

けんちゃんも田中宗豊シェイプのガンでラインナップへと着くと、

その15分後にはこのブレイクのフリークである中村竜もショーアップ。

_MG_6601_MG_5612_MG_5675
Munetoyo Tanaka.

 

_MG_6498_MG_6602
Ken chang.

 

 

_MG_5905 _MG_5906 _MG_5907 _MG_5908 _MG_5909 _MG_5912
Ryu Nakamura.

 

 

さらには、洋之介メモリアルカップ葉山のインビテーション選手のひとりである

西湘を代表する若手ビッグウェイバーのひとりである関本海渡プロも登場。

なんと、10/12(日)に行なったプラクティカル・セッションから

ここでサーフィンするにはまだ2回目であるにも関わらず、

なんとこの日のセッションの後半には見事にこのサイズのここでチューブをメイク!!

この日のベストシークエンスとなった関本によるチューブのシークエンスは、

本日のシークエンスコーナーにアップされているのでぜひチェックしてみてください!

>>フロントサイド・チューブ @ 6ftの小磯 by 関本海渡

_MG_6040_MG_6432_MG_6563
Kaito Sekimoto.

 

 

多くのトッププロサーファーを輩出する湘南茅ヶ崎の大先輩として、

エアやカーヴィングなどのアクションだけでなく、

プロとしてビッグウェイブ・チャージに対する姿勢を持つことが

いかに大切であるかを後輩プロサーファーである大橋海人や湯川正人に

教えるyu surfboardsの若手シェイパーであり、

90年代には最先端なトッププロとして一世を風靡した佐藤和也。

この日もこのブレイクに照準を合わせて自らシェイプした8’0″の赤いガンで

ここの波特有の長いスロープを滑り降り、

セッションの後半にはパワフルなリップと共に降り落ちる

スーパーレイトテイクオフをメイクし、見せ場を作った。

_MG_6322

_MG_6401 _MG_6402 _MG_6403 _MG_6404 _MG_6405 _MG_6406 _MG_6407 _MG_6408_MG_6537
Kazuya Sato.

 

 

バックサイドというハンデを負いながらも、

湘南エリアで1、2位を争うビッグウェイブ・スポットの波に挑むのは

まだまだ右足首にプレートが入った状態の大橋海人。

QS PRIME参戦のために、この日の夜中の飛行機に乗ってブラジルへ向かうという

ハードスケジュールにも関わらず、

いつも通りと言わんばかりの見事なライン取りを魅せてくれた。

_MG_6171
Kaito Ohashi.

 

 

台風18号通過直後に行なった歴史に残る10ftオーバーの大波が

ここのポイントでの最初の経験であったことから、

その後すぐにビッグウェイブ用のガンを用意し、

この日、再びここの波に挑戦を果たした湯川正人。

その甲斐あってか、このセッションではテンポよく波を掴み、

徐々にここの波のリズムを身体に叩き込んでいた。

大橋海人と共に、湘南を代表するプロサーファーとして

ここの波でさらなるハイパフォーマンスを魅せてくれることに期待したい!

_MG_6307_MG_6559
Masato Yukawa.

 

 

台風一過直後の不安定な天気のため、

風は短時間で回り回り、午前11時前には完全に海面が白波立つほどの

強いサイドオフショアとなった所でセッションは終了。

まさに開催とはならなかったが、

台風19号でのベストコンディションにおける”裏・洋之介メモリアルカップ葉山”

と言って過言ではない素晴らしいセッションとなった!!

_MG_6555_MG_6598
Munetoyo Tanaka, Ken chang, Taisuke Sakuma, Kazuya Sato, Kaito Ohashi, Masato Yukawa.

 

 

田中宗豊プロやけんちゃん、佐久間泰介と朝食込みの早めの昼食を済ませると

風が一気にオフショアに変わったこのタイミングを見計らい、

今度は湘南某所にあるあのポイントへ。

果たして、風は変わり、波はパーフェクトとなっているのか!?

この日、朝のこのセッションとはまたひと味違った最高の波に遭遇することを

このときのcolorsmagはまだ知る由もなかった。

台風チェイスはまだまだ終わらない。

一生滑走!!!

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ