Photos & Text by Chihiro Yoshinaga.
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波に運ばれる事のない日が続き、
乾ききったウェットスーツは冷たい風に袖を揺らす。
退屈しのぎに外を歩けば、寒さのせいか少し下向き気味になる。
それでも笑って過ごせるよう、残り一月悔いのない様に過ごせと。
上を向いて歩けと山が色付く。
すっかり冬型となり、日々寒さ増す四国。
今回は久しぶりにウェットスーツを濡らし続けた
四国の数日間sessionの模様をお届けします。 by 吉永智尋
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この日駐車場で撮影の準備をしていると、どこからか聞こえてきた。
「G前あたりで飛びまくってるやつがいる」
仙台からはるばる四国へ。
今回2週間ほど滞在し、波に恵まれない日も続いたが
最後の最後に、そのSTYLEと確かな刺激を残していってくれた小嶋海生。
「ありがとうございます」
いつかまた、セッションできるその日を心待ちにしています。
その穏やかな表情からは想像できないほど
パリッとしたサーフィンで大きくスプレーを飛ばしていたのは
西三兄弟の長男、西修司。
何処かへ行く度、必ず成長し大きくなって帰ってくる安室丈。
今年もハワイへ行ってくると言う。
彼の今後の成長が楽しみで仕方ない。
そんなjoeの弟Gen Boy
まだ可愛さが残るが、つい最近
「やっとリップできるようになった」
と言っていたのが信じれない。
”好きこそ物の上手なれ”とはこの事だろう。
四国の学校に通いながら、スキルを磨くため
大阪から移住してきたキアヌボーイこと上山キアヌ。
長い手足と大きなハンドムーブを活かした
スタイリッシュなサーフィンを信条とする。
生見海岸近くのサーフショップ”MORE”のヒロこと一楽弘徳プロの愛機でもある
REGE Surfboardのシェイプをしている外立慎一郎。
削ってはテストを繰り返し、常に新しい何かを探し求めているように見えた。
やたらと短い板をのりこなし、
スケートライクなスタイルを見せてくれるyanyan.
この日も時間の許す限り、波と遊び続けていた。
まさにKing of ”#チョメ”
吉永的フォトジェニック・サーファーのひとりで、
何かとスタイルの一言で解決する間屋口峻英。
今年も残り一ヶ月と少し。
思い返せば色々な事があっただろう。
そしてこれから先、色々な事もあるだろう。
”気楽な話さ”
残りとか今日とか明日とかではなく、
いまを笑って過ごしましょう!