RIder / Nobuyuki Osawa. Photos by colorsmagyoge.

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今回のシークエンスコーナーでは、

前回の小川幸男プロによる

>>【Dave Yamayaの | 必見シークエンス】トップでもしっかりとレールを入れたターンでスプレーを上げる

と同様に、レールワークというとてもペーシックで大切であるにも関わらず

実際にはけっこう見落とされがちな観点から、

日本のグランドチャンプの経歴を持ち、世界へも挑戦し続けてきた

湘南茅ヶ崎が産んだストイックなアスリート・サーフスター大澤伸幸プロによる

リップセクションにおけるフロントサイドのパワフルな

ラッピング・カーヴィングのシークエンスをお届け!!

今回の大澤伸幸プロのシークエンスで注目していきたいのは写心6枚目。

着目してほしいのは、このボードを180°返し切った瞬間に、

まだリップライン(背中側)のスプレーが落ち切っていないというところ。

_MG_8956
Nobuyuki Osawa.

 

これはレールを入れたドライブターンをしっかりとフルスピードで行なった結果

初めて残せる貴重なワンカットで、

普段から多くのプロや上手いサーファーたちのサーフィン写心を撮っているなかでも

こういったカーヴィングのショットやシークエンスはたくさん残るのですが、

この大澤プロの連続写心6枚目と同じくボードを180°返し切った瞬間のカットにおいて

体勢は同じようにかっこよくてもリップライン(背中側)のスプレーは

すでに残念ながら落ち切ってしまっているものがほとんどなのであります。

そこにこそ、ボトムターンで得たスピードを殺さずに

しっかりとレールに乗せることで、

遠心力を最大限に活かしたドライブターンに変えてしまう術を身につけている

大澤伸幸プロの凄さが秘められている訳ですが、

いま一度ここで、自分が普段行なっているカーヴィングターンは

素早くボードを180°返すことばかりに気を取られて、

レールを入れる時間を短縮してすぐにテールを蹴り込んではいないだろうか?

といった点を踏まえながら見直しつつ、

今回のシークエンスを見てイメージを膨らませて頂けたらと思います。

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f/s Rapping Carving by Nobuyuki Osawa.

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ