Photos & Text by colorsmagyoge.
朝イチから朝2にかけては頭以下のスモールコンディションだったにも関わらず、
晴れ間が見え始めた9時半以降から急激にウネリが入りはじめ、
10時を迎える頃には頭前後まで一気にサイズアップを果たした
1/27(火)の湘南エリア。
この日は高気圧の吹き出しによる南東ウネリと、
通過した前線を伴う低気圧が沖合で吹かせた南西風のウインドスウェルが
入り交じった比較的ばらけたスウェルが前線ブロック解除と共に湘南に到達。
松岡慧斗、湯川正人、脇祐史をはじめ、
偶然にもサーファー的嗅覚でこの波を嗅ぎ付けた
鵠沼出身のパワフルサーファー和光大たちと共に
風が吹く前のセッションを開始!!
強靭な脚力を活かしたパワフルなサーフィンで
このセッションにおいてひと際光るアクションを連発したのは和光大。
中学卒業と共にオーストラリアへと単身サーフィン留学を果たし、
本場でサーフィン修行を積んできただけに、
波がしっかりしてくればしてくるほどホットなアクションを連発してくる。
この日のセッションでも
全開のセッションに引き続きシークエンス・オブ・ザ・デイとなる
>>フロントサイド・レイバック・リエントリー・テールスライド
を残してくれたソウルフルなベテランプロサーファー佐藤和也。
コンテストとはまた違ったフィールドで、純粋に良い波を追い求める
フリーなプロサーファーとして新たにH.L.N.Aのサポートも受けることとなった!
今後のメディアシーンでの更なる活躍に期待したい!!!
このエリアで生まれ育った生粋のロコプロボディーボーダー
富田和麻が魅せた、ボディーボードでの綺麗なフルレールカーヴィング。
これがサーフィンと同様、意外と難しい基本的なテクニックでもある。
それを難なくメイクしてしまうスキルを持つのが
colorsamg的チェックなプロボディーボーダー富田和麻だ。
すべては深いボトムターンから生み出される。
まさにその言葉を体現するかの如く、深いボトムターンから
チューブを狙うのはcolorsmagが多大なリスペクトをよせる
“パイセン”ことカズさんことKazu Densetsuさん。
その御年、2015年で54歳であるにも関わらず、
誰よりも長く海に入り、常に追い求めるラインを探求し続けている。
年齢を感じさせないそのバリバリ伝説ぶりは、
まさに見る者の心を揺れ動かし、震え経たせる力を持つ!!
そんなパイセンに贈る言葉はただひとつ。
一生滑走!!
んな小と言いながらも、その言葉をそのまま自問自答!!!
鎌倉幕府の重鎮、
colorsmagも愛用するHYDRO shapes & Designs主宰で
シェイパーの安藤清高は、故・Nujabesの血を引くトラックメイカーで
湘南を代表するDJのひとりでもあるDEEP TUBERこと瀬川達哉と共に
珍しく鎌倉幕府の領地外となるこのブレイクにショーアップ。
「おもったよりできるじゃねぇか」
とビーチブレイクをちょっとは見直したようなコメントを残しつつ、
まるでホームブレイクであるかのように思う存分に波を乗りちぎって行った。
Above : Kiyotaka Ando / HYDRO. Below Ando & DeepTuber.
風が入りはじめてから1時間以上が経ったセッション後半には
鵠沼出身で日本を代表するガールズプロサーファーのひとり、
水野亜彩子もこのセッションに参加。
ときおりオーバーヘッド前後のお掃除セットが入り、
良い波を掴むのがなかなか難儀なコンディションのなかでも
素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた!!
波が急激に上がってきた分、
風が吹き始めるのも早く、夕方に風が止むこともなかったが、
波の上がりはじめの一瞬数時間だけの最高のコンディションに
恵まれたこの日の前線ブロック解除セッション。
果たして、1/28(水)はどれくらい波が残ってくれるのか!?
一生滑走!!!