Photos & Text by colorsmagyoge.
HURLEY AUSTRALIAN OPEN of SURFINGのラウンド2のヒート18において、
ヒート終了間際にバックサイドでエアリバースをメイクしたにもかかわらず、
5ptというジャッジをくだされ、惜しくも敗退となった稲葉玲王。
オーストラリア・オープンだから、玲王が逆転しなくてはならない相手が
オーストラリアン・ヒーローのJack Freestoneだったから
点が出なかったのだ!と言いたいところだが、
あえてそんなことは言いたくないし言うつもりはない。
Throw Backして、VOLCOM PIPE PROでもそう。
後一歩で大野Mar修聖を負かす寸前まで行ったにもかかわらず、
最後の最後でMarのバックドアで逆転されてしまった。
でも、これはきっと玲王に課せられた壁。
それは間違いなく、玲王にとっては決して大きくない壁だと思う。
玲王だったらいずれ突き破れる壁。
諦めず、自分の夢を信じて突き進むのみ。
Go Reo!!!
一方の村上舜は、10ft近いセットが押し寄せるパイプラインで開催された
VOLCOM PIPE PROでは見事なパイプでのチューブで9.27ptを叩き出し、
世界中にその存在を知らしめた村上舜。
ヒザコシのAUSTRALIA OPEN of SURFINGではまさかの一コケ。
しかし負けはしたが、トータルスコア13.44ptと、
もし他のヒートであれば充分勝てる可能性を秘めたスコアをマークし、
その内容は決して悪くはなかった。
この苦い思いを次につなげてほしい。
代弁して言い訳する訳するつもりはないが、
ハワイ時間の2/6(金)、日本時間の2/7(土)に一度日本に帰国し、
それでも帰宅できず、そのまま成田空港に着くや否や
オーストラリア行きの飛行機に乗る。
まさにハワイとオーストラリアの時差は21時間。
到着して数日後にすぐにヒート。
激しい時差ボケが襲い来るなか、
例え大人であってもかなりタイトなスケジュールであることは一目瞭然。
しかし、そこで全力を出さなくてはならないという現実。
かなりというか、相当タフである。
そんななかで勝つか負けるか、全力を出し切れるのか、
それは口や文字で伝えられるほど簡単ではない。
そう思う。
だから負けても勝っても、まだ17、18歳なのに世界を相手に戦う
彼らを応援し続けていきたい。
そんな村上舜や稲葉玲王はもちろん、
仲村拓久未、大原洋人、安井拓海といった
10代の若手たちの活躍が著しいなか、
間違いなく彼らは日本サーフィンの未来を作り上げて行く
プロサーファーに成長していくに違いない逸材たち。
2/16(月)〜2/22(日)に渡り、同じくオーストラリアであるが、
場所は変わってニューキャッスルを会場に開催予定となっている
WSL QS6000″Burton Automotive Pro”にも参戦予定となっている彼らの
さらなる成長と活躍に期待!!
Go Japan!!!