Photos & Text by colorsmagyoge.

_MG_6938
Reo Inaba.

 

HURLEY AUSTRALIAN OPEN of SURFINGのラウンド2のヒート18において、

ヒート終了間際にバックサイドでエアリバースをメイクしたにもかかわらず、

5ptというジャッジをくだされ、惜しくも敗退となった稲葉玲王。

オーストラリア・オープンだから、玲王が逆転しなくてはならない相手が

オーストラリアン・ヒーローのJack Freestoneだったから

点が出なかったのだ!と言いたいところだが、

あえてそんなことは言いたくないし言うつもりはない。

Throw Backして、VOLCOM PIPE PROでもそう。

後一歩で大野Mar修聖を負かす寸前まで行ったにもかかわらず、

最後の最後でMarのバックドアで逆転されてしまった。

でも、これはきっと玲王に課せられた壁。

それは間違いなく、玲王にとっては決して大きくない壁だと思う。

玲王だったらいずれ突き破れる壁。

諦めず、自分の夢を信じて突き進むのみ。

Go Reo!!!

_MG_6952 _MG_6953 _MG_6954 _MG_6955 _MG_6956 _MG_6957 _MG_6958 _MG_6959 _MG_6960 _MG_6961 _MG_6962 _MG_6963 _MG_6964 _MG_6965 _MG_6966 _MG_6967
Reo Inaba.

 

一方の村上舜は、10ft近いセットが押し寄せるパイプラインで開催された

VOLCOM PIPE PROでは見事なパイプでのチューブで9.27ptを叩き出し、

世界中にその存在を知らしめた村上舜。

ヒザコシのAUSTRALIA OPEN of SURFINGではまさかの一コケ。

しかし負けはしたが、トータルスコア13.44ptと、

もし他のヒートであれば充分勝てる可能性を秘めたスコアをマークし、

その内容は決して悪くはなかった。

この苦い思いを次につなげてほしい。

_MG_6868
Shun Murakami.

 

代弁して言い訳する訳するつもりはないが、

ハワイ時間の2/6(金)、日本時間の2/7(土)に一度日本に帰国し、

それでも帰宅できず、そのまま成田空港に着くや否や

オーストラリア行きの飛行機に乗る。

まさにハワイとオーストラリアの時差は21時間。

到着して数日後にすぐにヒート。

激しい時差ボケが襲い来るなか、

例え大人であってもかなりタイトなスケジュールであることは一目瞭然。

しかし、そこで全力を出さなくてはならないという現実。

かなりというか、相当タフである。

そんななかで勝つか負けるか、全力を出し切れるのか、

それは口や文字で伝えられるほど簡単ではない。

そう思う。

だから負けても勝っても、まだ17、18歳なのに世界を相手に戦う

彼らを応援し続けていきたい。

_MG_6985 _MG_6986 _MG_6987 _MG_6988 _MG_6989 _MG_6990 _MG_6991 _MG_6992 _MG_6993
Shun Murakami.

 

そんな村上舜や稲葉玲王はもちろん、

仲村拓久未、大原洋人、安井拓海といった

10代の若手たちの活躍が著しいなか、

間違いなく彼らは日本サーフィンの未来を作り上げて行く

プロサーファーに成長していくに違いない逸材たち。

2/16(月)〜2/22(日)に渡り、同じくオーストラリアであるが、

場所は変わってニューキャッスルを会場に開催予定となっている

WSL QS6000″Burton Automotive Pro”にも参戦予定となっている彼らの

さらなる成長と活躍に期待!!

Go Japan!!!

 

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ