Photos & Text by colorsmagyoge.
2015年1月にオーストリアで開催された
FISスノーボード世界選手権ワールドチャンプであり、
20歳の若さにして2度もオリンピックに出場しているScotty Jamesが
はるばるオーストラリアから日本の良質な雪を求めて長野県白馬村を訪れて
3日目となる2/15(日)は早朝から吹雪となり撮影不可能な状況となった。
Above : Scotty & Kageura san & Girls. Below : Scotty James got Barrel of Snow.
そんななか白馬バレー鹿島槍スキー場で思う存分フリーランを楽しんだScottyは
お世話になったムラサキスポーツ白馬バレー鹿島槍スキー場店で
男女を問わず多くのファンたちに囲まれた。
迎えた2/16(月)雪山セッションの最終日は見事な晴天に恵まれ、
またしても白馬バレー鹿島槍スキー場にて、
DEADKOOKSの世界トップレベルのハンドシェイパーEden Saulと共に
SNOWSURFセッションを決行!!
巨大なキッカーやハーフパイプにおける
アクロバティックなエアトリックを得意とするScottyだが、
そんな彼が佐藤千尋より借りたPioneer MOSSのSNOWSTICKで見せてくれる
パウダーを深くえぐるようなパワフルなカーヴィングには、
サーファーとして共感を得ずにはいられず、
本物の凄さを改めて痛感できる貴重な体験となった。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、
いよいよ関東へと戻り、インタースタイルをチェックしたのちに
サーフセッションを行うべく、千葉の某所へ。
ここではSNOWセッションにも参加した日本人唯一のDEADKOOKSアンバサダー
茅ヶ崎出身の脇祐史プロをはじめ、MOSS営業マンでありながらプロサーファー
という肩書きを持つDJ Sugarこと佐藤千尋プロに加え、
鴨川からはDave Yamayaと共に小川直久プロと
小川幸男プロの小川兄弟と早川広起プロが、
湘南からは松岡慧斗と金尾玲生、HrsのMarさんといったメンツが集結し、
サーフセッション決行となった!!
Yuji Waki. Photo by Dave Yamaya.
岩がゴリゴリと水面から顔を出す危険なクローズアウト気味な
ダンパーチューブ波を、いの一番に攻め始めたのは
日本屈指のバレルマスター松岡慧斗。
バレルジャンキーとの異名を持つ脇祐史と共に
数本のスピーディーなチューブをメイクして見せた!!
42歳でグランドチャンプを真剣に狙うことを公表し、
オーストラリアにてJordy Smithを教えた名コーチに
コーチングを受けることにより、
さらなる進化を果たしている小川直久プロと小川幸男プロ。
そのプロのアスリートとしての意識の高さは
いずれ結果として現れるときがくるに違いない。
Yukio Ogawa. Photo by Dave Yamaya.
本当にスノーボードとサーフィンのスタイルが
クロスオーバーしている佐藤千尋プロ。
どちらにのってもフォトジェニックなそのスタイルで
フォームの綺麗なショットを残してくれるところはさすが。
ポイントの右側でピークするブレイクの早いレフトの波を
うまく乗りこなしていた早川広起プロ。
ストロークの長いボトムターンから、ハイラインに張り付くような
トップターン、ソリッドなセクションを逃さないリエントリーと
改めてそのうまさに唸らされた。
この日たまたまこのポイントの駐車場で遭遇し、
このセッションに参加してくれた平野哲也プロ。
インサイドのチューブに突っ込み、
首をいわせてしまった金尾玲生。
午前中のセッションでは自らがシェイプするボンザーに乗り、
コンパクトな波となった午後のセッションでは
ログを乗りこなすというオールラウンドぶりを見せてくれたのは
世界的ハンドシェイパーであるDEADKOOKSのEden Saul。
いつ会っても本当に周りに対する思いやりを忘れない
素晴らしい男である。
そんな彼だからこそ、1本1本に魂の籠った世界に二つと無い
一点物のサーフボードを生み出すことができるのだろう。
今回また旅を共にして、改めてそんなことを痛感したのだった。
そんなEdenが連れてきた友達だからこそ、
やっぱり最高にいいヤツだったJackちゃん。
オーストラリアでは薬剤師の仕事をしていて、
休暇を使って訪れた今回の日本トリップを
きっと思う存分楽しんでくれたに違いない。
スノボードの世界チャンピオンであるにも関わらず、
出会った全ての人たちと常に同じ目線で
コミュニケーションをとることができる
素晴らしい人間性を持つScotty James。
まだ二十歳でその経歴を持っていれば、
多少天狗になってしまう人間がほとんどであるが、
そんなところになぜScottyが若くして世界チャンプを獲得できたのか
という事実の裏付けとなるヒントが隠されているような気がした。
本当に今回の旅では、そんなScottyに学ぶことが多かった。
アフターサーフはスケートセッションをみんなで楽しみ、
やはり楽しい時間が過ぎ去るのはあっという間で
気がつけばいよいよお別れの時間に。
Love & Respect for all my family and friends.
最後に記念写心をカシャ!
写心が写心であると感じる瞬間。
過ぎ去る時間はどうあがいても取り戻せないが、
こうして時間を止めることができる写心というものに惹かれて
もしかしたら自分は無意識にシャッターを押し続けているのかもしれない。
今回は本当に自分にとって忘れられない貴重な経験となった。
また今度会えるのはいつになるのか。
その日を楽しみにしながらも、
今日も明日も明後日も、命続く限り、
一生滑走!!!
>>【SNOW × SURF】スノーボード世界選手権チャンプScotty James × 日本人プロサーファーたちによるスノーサーフセッション in Japan vol.1
>>【SNOW × SURF】スノーボード世界選手権チャンプScotty James × 日本人プロサーファーたちによるスノーサーフセッション in Japan vol.2