Photos by Takayuki”ManiaOchi”Ochi & colorsmagyoge. Text by colorsmagyoge.
誘っても行けない人、誘わなくても行ける人。
今年最高級な冬型の西高東低と思われる気圧配置によって
予想もしなかったスペシャル・コンディションに恵まれた
3/10(火)の仙台新港での越後将平、耕平、高橋ユウジ、
松岡慧斗、小嶋海生といったメンバーたちによる
と、今回の仙台トリップの本当の目的であった3/11(水)の
>>【西高東低愛好会】仙台新港からのSomewhere in Japan -3/11-
を終え、3/12(木)午前には越後将平と共に仙台を出発し一路湘南へ。
colorsmagと越後将平の2名は湘南で中村竜と合流し、
そのままの足でこの同じ西高東低によるさらなる波を求め、
日本海の某エリアへと向かう予定となっていた。
が、仙台から湘南へ戻る途中の高速での車の中で
突然、当初仙台に残る予定だった松岡慧斗から連絡が入り、
あまりにもこちらの目的地の波が気になるので、
急遽新幹線で湘南へ戻って合流することとなり、
まさに見えない磁場に引き寄せられるかのごとく集まった
中村竜、越後将平、松岡慧斗といったメンバーで車に乗り込み、
またしても夜通し高速を走らせること10時間。
そこには、まさに徹夜明けの眠気を覚ますには十分な波が待ち受けていた。
ここではcolorsmag関西支部としてお馴染みの日本屈指のマニアな男、
マニア越智こと越智孝之と合流。
2カメ体制でこのセッションに臨むcolorsmagファミリー。
まず一番最初にパドルアウトしていったのは中村竜。
ビジネスにおいては日本のサーフ・インダストリー全体を底上げするような
スケールの大きな動きをみせてcolorsmagを含める
次世代横乗りシーンを引率する傍ら、
リアルシーンではこうして純粋に波を追い求め続ける
紛れもない根っからのソウル・サーファーという一面を持つ。
この日は比較的多かったライトの波にフォーカスしていた。
メインのピークの右側にあるライド不可能と思えるブレイクを見て
「あの波も乗れそうですね」
と、またしても危険な発言をしつつも有言実行。
しかし、その波の掘れ方は強烈そのもので、
サイズこそ小さいがタスマニアのシップスターンを彷彿とさせる
チューブの下にまたチューブが現れるような2段、3段掘れ系の波で
ピークから磯の距離も短く、危険極まりないということで数本乗って断念。
Keito Matsuoka. Photos by ManiaOchi.
メインピークにパドルバックすると、
ここの波特有の底掘れする恐ろしい波に猛チャージを魅せ、
さすがタヒチのチョープーでもチューブをメイクする
日本屈指のチューブマスター松岡慧斗といった攻め込みを披露。
仙台新港のTHE DAYとなったAll for 3.11セッションでは
光、波、自分自身といったすべての条件が合致した神がかり的な
ベストシークエンス、
>>【シークエンス・オブ・ザAll for 3.11】七色チューブ by 越後将平
を残してくれた越後将平であるが、
このセッションにおいては1発目の波からリーフにヒットして
体を引きずられるという洗礼を受け、
改めてこのブレイクの危険さと恐ろしさを身をもって知ることとなった。
colorsmag的日本一のビーチブレイクである仙台新港出身のプロサーファー
越後将平のリベンジを含めるここの波に対する挑戦はまだまだ終わらない。
波のコンディションの変化は予想以上に著しく、
2時間足らずセッションしたところで波数は激しく減りはじめ、
一度海から上がって仕切り直すことに。
兼ねてから合流する予定となっていたcolorsmag的日本海エリアを代表する
類まれな才能を持つスタイリッシュなプロ・フリーサーファー間屋口峻英と
このセッションのために急遽大阪から駆けつけたゴールデンエイジのひとり、
日本の今をリードする若手トッププロサーファー仲村拓久未は
残念ながらこのセッションには間に合わず。
しかし、そんな彼らといよいよ合流を果たし、
メディア露出は初となる未開のブレイクでの熱いセッションへと続く、
明日お届け予定のまさにこの怒涛の5日間を締めくくるにふさわしい
【西高東低愛好会】仙台新港からのSomewhere in Japan完結編
を乞うご期待ください!!