Photos & Text by Kuniyuki”Kuni”Takanami.

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Yujiro Tsuji. Photos by Kuniyuki”92″Takanami.

 

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Taylor Steeleとの交流も深い日本の次世代を代表する

ワールドワイドな写心家、高波92邦行とcolorsmagによる

スペシャル・コラボ企画もいよいよVol.6の最終章を迎えた。

WSL CT開幕戦を終えた会場となったスナッパーロックスで

繰り広げられた日本のトッププロたちと

ワールドレベルのトップサーファーたちによる

エキサイティングなセッションの模様と共に

今回の取材を通して高波”92″邦行が感じた日本と世界の差とは!?

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Mick Fanning.

 

波の到来を経てようやく再開されたWSL CT開幕戦。

結果はすでにご存知の通り、Filipe Tolidoが優勝しブラジルが圧勝。

彼らのメンタルの強さには目を見張るものがあると思う。

サッカーもしかり、サーフィンもまた彼らにとっては生きるための夢であり

夢を達成できなければ生活できないという切羽詰まるほどのハングリーさが

この結果を生み出しているようで僕の目にはとても興味深く映った。

我ら日本人は良い意味でも悪い意味でも生活の環境が整っているし、

「礼儀」を重んじる文化を先祖代々、先輩方々から教え込まれてきた。

それは美しい文化だ。

でも、譲り合う優しさは時に波を競い合う競技

=コンペティションサーフィンにおいては

それを切り離すべき時が来ている様な気がする。

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Arashi Kato.

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Sebastian Zeitz. 

 

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Naohisa Ogawa.

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Yukio Ogawa.

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Yujiro Tsuji.

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Minato Takahashi.

 

これまで全6回に渡って日本人サーファーたちのサーフィンを

ここオーストラリアの世界レベルなサーフィンとともにお届けしてきましたが、

レンズ越しにずっと覗いているとこのことに気づかずにはいられなかった。

ひいき目に見ても(笑)彼ら日本人サーファーたちの

パフォーマンスレベルは決して低いわけではないんだけど、

唯一の弱点は競い合った時に

譲ってしまうことじゃないかって感じるようになった。

もちろんホーム、アウェイの違いはあれど

このメンタルを鍛えるっていういう意味では、

大混雑するスナッパーはもってこいの場所だったと今では思える。

乗れれば数百メートルライディング可能な波のクオリティーを誇る

スーパーバンク、波を奪い取る相手もまたハイレベルで

時にCTサーファーだったりするから

それは容易なことではないだろう。

現に自分がここでサーフィンすれば

1時間待って1本乗れれば御の字だ。

ハワイとはまた違ったここでの経験が、

コンペティターとしての今後の未来を

育て上げてくれることになると信じている。

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Hiroto Arai.

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Yugo Kawabata.

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クーランがったの街のあちこちに見えるブラジル国旗。

日本人ももっと日本の国旗をあらゆる場面で掲げてもいいと思う。

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反日勢力からのクレームを受けることもあるだろうが、

応援する側にもそれを受け入れ、

選手と共に戦う覚悟が必要なのかもしれないと

彼らブラジリアンを見て感じた。

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ