Photos & Text by Minato Takahashi.
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“虎穴に入らずんば虎子を得ず”
JAWS(Japan Associate with World Standard)
日本のサーフィンを世界レベルに引き上げるべく、
これまでJordy SmithやKolohe Andinoほか
多くのCTサーファーを育て上げてきた実績を持つ
オーストラリアの一流コーチに直接指導を受け、
各選手のスキルアップにつなげていきたいという思いのもと
新たに発足したJAWSプロジェクト。
日本において手探りながらも様々な方法を模索してきた結果、
“虎穴に入らずんば虎子を得ず”の精神にたどり着いた
小川直久、小川幸男、加藤嵐、高橋みなとといった
日本のトッププロサーファーたちがこのプロジェクトに参加。
記念すべきJAWSプロジェクトの第一弾では、
世界一流コーチのDan Rossと共に、
5日間に渡るヤンバトリップへ向かったDAY1の様子を
実際にこのトリップでコーチングを体験した高橋みなとプロの
テキストでお伝えしていきたいと思う。
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Day1
15日の夜にヤンバ到着。
出発の日の朝に、ひとまずストラディーで1ラウンドを済ませた私たちは
結構疲れていて、そんな中ヤンバまでのロングドライブを運転してくれた
たけるさん(JAWSプロジェクト・プロデューサー越地建)
&嵐(JAWS一号生加藤嵐プロ)ありがとうございます!
今回ステイしたのは、なんとコーチであるダン・ロスの自宅!
私たちのために家をあけてくれてステイさせてくれました。
私たちが夜に到着したときにはディナーを用意してくれていて、
ダンさんの心優しいおもてなしに一同感激でした。
元CT選手の経歴を活かし、テクニカル面だけでなく、選手のメンタル面においても指導する力を持つ類稀な世界的名コーチであるダン・ロス。Kolohe Andino、Sally fitzgibbonsといった現役CT選手たちのコーチを務める。Dan Ross.
16日の朝、さっそくメインビーチでサーフィン!
波はセットで頭オーバー。
ライトもレフトもあって、人も少ない。
今回ダン・ロスと一緒にテクニック面でコーチングしてくれる
ネブロン•フォックスがビーチからメンバーのライディングをチェック。
そこで私は、技がどうとか、もっとこう動かして、
というアドバイスではなく、ウェーブセレクトのことを言われました。
もっといい波に乗ること、乗るクセをつけることが大切だよ、と。
ヤンバでの初サーフィンに少しだけナーバスになってましたが、
ローカルのおじさんがずっと笑顔で話しかけてくれて、
私にセットを譲ってくれました。
とってもピースな人で、私の緊張もおじさんのおかげでほぐれました。
そして毎日、毎ラウンドを炎天下の中で撮影してくれた
フィルマー森ちあきくん、本当にありがとうございます!
彼が撮影してくれた映像を見ながらアナライズを行なったり、
夜に映像を見返して、
「あぁでもない~こうでもない~」
と、メンバーのみんなとサーフィン談義に花が咲きまくりでした。
その日の夕方はアンゴーリーという
レギュラーの有名なポイントへ行きました。
岩からゲットするのに、ダンが一緒にジャンプしてくれて、
そのあとも、ダンの横に張りついて
1本目から良いセットに乗せて貰えて最高でした!
午前中に言われたウェーブセレクトが一発目からクリア。
意識して、いい波を探して乗りました。
1度上がって、岸から見ていたネブロンからアドバイスを貰い、
次はネブロンと一緒に海へ。
ネブロンは私に大きい波ばかりGO!と言います。笑
この日はセットでダブルくらいあって、結構ビビってた私ですが、笑
夕方サーフィンする前にダンとネブロンのセオリーを受けて、
精神面のことを聞きました。
大きい波に乗るときの心構えだったり、
ちょっとした簡単な考えで、いつもは乗れない波にもトライできる、
というもので、実際にネブロンにGO!と言われた波は、
普段だったら絶対にパドルしないようなセットでしたが、
テイクオフしてしまいました。笑
まだ初日なのに、これだけの収穫があって驚きです!
これもウェーブセレクトの一つだったんだな、と感じました。
大きい波も選んで乗りなさいってことなんだと。。。
DAY2に続く
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