Photos by Kuniyuki Takanami. Text by MinatoTakahashi.
――――――――――――――――――――
“虎穴に入らずんば虎子を得ず”
日本のサーフィンを世界レベルに引き上げるべく、
これまで多くのCTサーファーを育て上げてきた実績を持つ
オーストラリアの一流コーチに直接指導を受け、
各選手のスキルアップにつなげていきたいという思いのもと
新たに発足したJAWS(Japan Associate with World Standard)
プロジェクトの第3弾では
元CTサーファーで現在は世界一流コーチのDan Rossと共に、
5日間に渡るヤンバトリップへ向かったDAY3の様子を
実際にこのトリップに参加した高橋みなとプロの
テキストでお伝えしていきたいと思う。
――――――――――――――――――――
この日は朝から、元CTサーファーで現役の世界一流コーチのダン・ロスと
たけるさん(JAWSプロジェクト・プロデューサー越地建氏)と
オーガニックファーマーズマーケットへ行きました。
このサーフキャンプの期間中の食事は、
基本的にダンやたけるさんが作ってくれるのですが全部オーガニックの食事。
ダンは普段からオーガニックしか食べませんし、炭水化物もあまり取りません。
それを私たちも5日間体験して、
「身体の変化を感じてみてね」
と言われていました。
Dan Ross.
私が感じたのは、朝にお腹が空いて目が覚めたり、
身体の重い感じが全然なくて、目覚めがスッキリしていました。
それは私以外のメンバーも感じていた様です。
オーガニックと聞くとなんだか美味しくなさそうだけど、
塩コショウやニンニクだけの味付けは、食材の味を活かすというか、
本来の味が凄く出て、とっても美味しかったです!
そのあとは、プールで呼吸法のトレーニングを教わりました。
潜水したり泳いだり結構苦しかったのですが、
そのあと教わった呼吸法で、
1分は余裕で息を止めていられるようになりました!
自分でもびっくりです。
そのあとのサーフィンでは、ドルフィンが楽になって、
沖に出てから自分を落ち着かせることにも繋がり、
とっても勉強になりました。
そして、ダンからこんなことを言われました。
「大きい波が怖くて乗れない理由に、のまれたときに苦しいからっていうのがあるなら、みなとは大丈夫。呼吸法上手にできてたよ!」
そういうちょっとした一言が、
私にとっては凄く大きな自信になります。
女の人は基本的に呼吸法が上手らしくて、
自分でも上手くできた感じがあったので良かったです。
夜はみんなのライディングをビデオでチェックして、
アナライズを行ないました。
私の弱点がハッキリと分かったし、
どうすれば良くなるのかも、分かりました。
アナライズの後は、
私が出来ないことが出来ている嵐にアドバイスを貰ったり、
同い年だけど尊敬できる部分がたくさんありました。
こういうキャンプに参加しているからこそ聞けたこと、
普段試合会場で会う時は話さないようなこと、
たくさん聞けました!ありがとう!
明日は絶対にメイクできるようにしよう!
と心に決めて、就寝したのでした。
DAY4に続く