Photos & Text by colorsmagyoge.
ムネカタサイズのクリーンな波に恵まれた朝と比べ、
多少サイズダウンした感は否めなかったが、
まだまだ十分ライダブルなコンディションとなった4/26(日)夕方。
日本のサーフィン道場として多くのトッププロ、トップサーファーを
輩出してきた志田下にて、
いまを輝く若手のなかでは
間違いなく最も世界に近いプロサーファーである大原洋人をはじめ、
大原同様、志田下の波に育まれた日本若手トップのひとり塚本勇太、
グレン松本プロの息子にあたる日系ハワイアンKai Matsumoto、
日本を代表する浦山哲也プロの息子、浦山斗希といった
若手トップサーファーたちに加え、
日本屈指のエアリスト、JETこと中浦章と共にセッションを決行!!
Toki Urayama.
このような素晴らしい先輩たちに可愛がられながら刺激を受け、
みるみる成長していくこのエリアのキッズサーファーたち。
この日、千葉の大原エリアを拠点とする小学生サーファーの大海リクは、
なんどもなんどもビーチを歩いてはまた沖に出てを繰り返し、
自分自身の限界と必死に戦う姿が印象的だった。
まさにサーフィン道場。
“海”が先生そのものなのである。
そんな大海リクからしてみれば
間違いなく憧れの眼差しを向けるヒーローのひとりであろう
日本屈指のエアリストであるJETこと中浦章。
ベテランプロサーファーであり、シェイパーでもある
徳田昌久プロと偶然にも久しぶりの再会。
ジェッティーの右側に伸びていくレフトの波に狙いを定め、
このセッションのなかであってもその存在感をあらわにしていた。
太東の切れ目には川畑大志と川畑友吾といった川畑兄弟が。
駐車場からは見えないが、人が少ない分、意外といい波が来る穴場を見極め
兄弟ともにアグレッシブなサーフィンを見せていた。
夕方の5時を過ぎた頃になると、
志田下のドンでビッグウェイバーでトップサーファーの鵜沢清永が登場。
最近の流行りに乗って短いボードばかりに乗っていたようだが、
ひと昔前に調子の良かった6’1″くらいのスタンダードボードのデザインを
引っ張り出してきて形にしてみたら、やはり多少動かしづらくはなったが、
その反面ボードは走るし、ターンも調子がよくなったとは鵜沢清久の弁。
自らのオリジナルブランドNAVIGATOR surfboardsの方も
今年から心機一転ニューロゴとなり、今後の展開が楽しみなところだ。
そんなNavigator surfboardsのプロライダーであり、
美人プロサーファーとして広く知られる目良麻里亜も
このセッションに駆けつけ参加。
海から上がればすぐ目の前に駐車場があるというその環境が
サーファー同士のコミュニケーションを生み出し、
おしゃべりをしながら自然とお互いのライディングをみては
その成長ぶりや調子の具合を確認し合い、また会話に花を添える。
そういった意味でも、サーフィン道場志田下の役割とその存在は、
千葉東エリアのサーファーたちにとって大きいものだと言えるだろう。
そんなこんなで、波はエクセレントとはならなくとも、
久しぶりに訪れた志田下での素晴らしいセッションとなったのだった。
一生滑走!!!