Photos & Text by colorsmagyoge.
翌朝、5/14(木)は予想以上に頭前後の波が残っていたが
ヘッドキャップをしないとサーフィンできないほどまで
極端に水温が下がってしまったこともありノーサーフ。
5/12(火)の夜に湘南を出発し、到着した5/13(水)早朝から夕方まで
台風6号のグランドスウェルでサーフィンしまくったcolorsmag一行は、
波情報を収集しつつ、お昼前には越後家のBAREFOOT SURFを出発。
兼ねてから狙っていた某ブレイクへと車を走らせる。
数時間山道を走り、道中壮大な山々が織りなす景色に
感動しながらも、ようやく到着したそこには
ちょうど落ち着き始めた台風6号が残したうねりが迎えてくれた。
そのうねりは予想以上に太く、
パワフルそうでサイズも見た目以上にありそうだった。
そのまま海岸線を走り、このエリア一帯を拠点とする
プロサーファー山本陽一と合流。
いくつかのブレイクを案内してもらいチェックするなか、
一番パワーがありそうなビーチブレイクでセッションを
決行することとなった。
まさにローカルサーファー達からしてみれば
まだ荒れていて普段ならば絶対にやらないような波だったようだが、
そういったパワフルな波が大好きな大橋海人、松岡慧斗、小嶋海生の
3名が我先にと着替え始め、セッションはスタート!!
波は見た目以上にパワフルで、
入って早々数本目の波でリーシュが切れてしまい、
ショアブレイクのフローターで着水時にホワイトウォーターに弾かれ
サーフボードが壊れてしまったりと
アクシデントにも見舞われた大橋海人だったが、
それすらポジティブに変え、何度も沖へ向かっていく。
バリエーション豊かなエアを始めとするトリックの数々。
そしてフォトジェニックなそのスタイル。
今回のこのパワフルな某ブレイクでのセッションでは
切れた動きを連発し、
また改めてそのスキルの高さを再確認させられた小嶋海生。
本当にここでは出し切れないほど
多くのかっこいいショットを残してくれた!
本人からしてみれば今回は調子が悪かったらしいが
それでもしっかりと仕事をこなす湯川正人。
5/12(火)に湘南から東北某ブレイクまで共に車を走らせ、
その日の夕方には仕事で秋田へ向かい、翌日のこのセッションで
また合流を果たした越後将平。
この日は若手たちにパワーをもらったのか、
アクレッシブなアクションを連発していた。
ガールズサーファーには少しキツそうなコンディションだったが
それでもチャージしまくり、いつも素晴らしい感動と
その成長ぶりを見せてくれる高橋みなと。
オーストラリアでJAWSプロジュクトに参加して
WCTサーファーを現役で育てる世界一流コーチのDan Rossのコーチを受け、
バリで開催されたJPSAでは自己最高記録となる3位入賞を果たした。
そんな高橋みなとの同級生で幼馴染でもある
仙台新港を代表するトップサーファーのひとり、熊谷航。
今回の旅では最近はまり始めたカメラを常に肌身離さず、
ふとした瞬間を切り取ってはサーフィンの撮影をしたり。
若手フォトグラファーとして近日デビューなるか!?
とにかく、サーフィンがうまいだけでなく
感性も豊かな熊谷航の今後に期待!!
Go Wataru!!!
そんなcolorsmag御一行が繰り広げる熱いセッションに触発され、
ちょっと遅れたタイミングで海に入ってきたのは山本陽一プロ。
ターンひとつひとつがしっかりとした波に張り付くそのスタイルで
深いボトムからリップを粉砕しまくっていた。
そして、若手たちに刺激を受け、エアまで披露してくれた!
夕方陽が傾き始めるにつれて海の状態も落ち着き始め、
左奥の防波堤からピークするグーフィーの波が
綺麗にブレイクし始めた。
そのタイミングを逃さず、チューブを抜けまくるのは大橋海人と松岡慧斗。
夕陽が沈む寸前の黄昏時に、
スィートなワンショットを残してくれた湯川正人。
「このメンツの中に入っても大橋海人はやっぱり群を抜いてますね」
このセッションを浜から見ていたローカルサーファーの数名が
口を揃えて言ったように、このセッションにおいても
ベストショットを残してくれた大橋海人。
昨年南アフリカで負ってしまった足首の粉砕骨折から
見事、この短期間で復活を遂げ5月末には
ハワイのボウルズで開催予定のWSL QSに挑む予定。
その活躍に期待!!
今回、台風6号を追う弾丸トリップだったにも関わらず、
快くケアしてくれた各地のローカルのみなさま、
ありがとうございました。
現在、日本列島に接近中の次なる台風7号に期待!