Photos  & EnglishText by Dave Yamaya. Text by colorsmagyoge.

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continued from TYPHOON DOLPHIN KAMOGAWA SESSION #1

After a long lunch break and major tide swing, the bank at Seaside started to show it’s face again. A lot of current sweeping the beach to the north and only a few were out trying their luck. The late afternoon crew was headed by Masato Watanabe, Daiki Arai, Takashi Sakuma, and Rinta Ohto. Tricky, shifty conditions kept everyone busy.

長いランチブレイクを終え、

潮が動き始めると、シーサイドのバンクがうなりはじめた。

北に向かって流れるカレントが強く、

プロサーファーの渡辺将人をはじめ、新井ダイキ、佐久間崇、

大音凛太と運良く数名だけがアウトに出ることができた。

予想外な展開とポジションキープすら

難しいコンディションのなか、苦戦を強いられる。

Masato Watanabe
Masato Watanabe.

Daiki Arai
Daiki Arai.

Rinta Ohto Rinta Ohto2
Rinta Ohoto.

Takashi Sakuma
Takashi Sakuma.

 

As the dark closed in, the boys were all surfed out. Time to call it a day and see what Dolphin has for us tomorrow.

台風7号ドルフィンが送ってくれるであろう明日の波に期待を寄せ、

暗くなったところでこの日のセッションは終了となった。

 

A new day and session #3 is pacing the beach checking Seaside and Kakou. Hiromichi Ishii tries his luck at Seaside but rideable waves are few.

迎えた翌日のセッション3は、シーサイドから河口をチェック。

石井ヒロミチ氏がシーサイドの波にトライするが

ライダブルな波は少なかった。

Hiromichi Ishii
Hiromichi Ishii.

 

A few empty barrels come through the river mouth and the boys paddle north. Yutaro Watanabe has been looking for the barrel, and finds some shade on a clean green face.

無人のチューブが河口でブレイクしたのを見て

数名のサーファーがパドルアウト。

数少ないチューブの波を探し続けた渡邊優太郎だったが、

見事狙い通りのグリーンルームをスコアした。

Yutaro Watanabe
Yutaro Watanabe.

 

The waves are proving tricky and Miho Ihara gets a left on her backside after giving up on the rights.

切れ味鋭いバックサイド・サーフィンでレフトの波を攻める

グランドチャンプの経歴を持つ庵原美穂プロ。

Miho Ihara
Miho Ihara.

 

Hiroki Hayakawa finds a few gems and has good timing smashing lips on his front and backside.

タイミングよく波を掴み、フロントサイド、バックサイド共に

リップをスマッシュしていたのは、

colorsmagではすでにレギュラーメンバーとなりつつある早川広起プロ。

Hiroki Hayakawa Hiroki Hayakawa2
Hiroki Hayakawa.

 

Always willing to charge on his longboard, Yocci draws a long line off the bottom.

長いボトムターンをロングボードで描くのは、

プロロングボード・グランドチャンプの経歴を持つ松山”ヨッチ”欣則。

Yoshinori Matsuyama
Yoshinori”Yocci”Matsuyama.

 

Katsuya Matsumoto sees the boys getting rides and makes his way over from Seaside to join the crew at the river mouth.

激しい流れに苦戦するサーファー達を見て

この日のカレントを誰よりも早く見極め、

あえてシーサイドからゲッティングアウトして

河口のアウトを目指した松本克也プロ。

Katsuya Matsumoto
Katsuya Matsumoto.

 

The smash of the day went to veteran surfer and powerhouse, Junji Sonoda. JS throws power into every turn and comes out of it with style.

この日のベスト・リッパーはベテランサーファーで

JSsurfboardsのシェイパーでもある園田淳二。

ひとつひとつのターンをパワフルかつスタイリッシュに刻み込む。

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Junji Sonoda.

 

When there are this many pro surfers out, it’s hard to get a wave. These 4 surfers decided to try and share a wave.

多くのプロサーファーが沖にラインナップしているときというのは、

いい波を掴むのが難儀だったりする。

そんななか、1本の波に同時に乗る4名のサーファーの姿も。

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Once again, the tide drops too much and the bank disappears. The swell is getting bigger and Kamogawa will close out soon. Let’s cross our fingers for backswell action when the Dolphin passes.

Aloha!

この日の前日と同様、

大潮の引きで大きく潮が動くと共にバンクも消えた。

台風7号ドルフィンからのグランドスウェルは次第に大きくなり、

鴨川がクローズアウトするのは時間の問題だと言えた。

あとは台風が遥か東海上を北上した後のバックスウェルが

うまく入ってきてくれることを祈るばかりである。

アロハ!

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ