Photos & Text by colorsmagyoge.

東京の南方の海上287kmのところに位置する島、八丈島。

総面積62.52k㎡のひょうたん型をした、

ひょっこりひょうたん島である。

標高854.3m、火山活動度ランクCに指定される八丈富士が

威風堂々とそびえ立ち、亜熱帯特有の美しい花と緑豊かな島の風景の中に

溶岩質の黒いゴツゴツとした岩を至る所で見ることができる。

58.91kmという長い海岸線を誇るこの島だが、

サーフィンを楽しめるような場所は意外と少ない。

島全体的に高低差が激しく、

その海岸線のほとんどが断崖絶壁の海となっているからである。

しかし、その限られたサーフブレイクは八丈の大自然が生み出した

奇跡と呼ぶにふさわしい美しさが特徴で、

全てが玉石や溶岩質の岩で形成されるワイルドなリーフのパーフェクションだ。

今回お邪魔させて頂いたサーフポイントは、

八丈島のメインブレイクとして知られる汐間海岸という場所。

ここに関しては、ヌルヌルの藻が付着した玉石や、

所々に突起するから溶岩リーフから直接海に出入りするといった

一見恐ろしくも思えるような場所であったが、

実際に出入りしてみると見た目ほどハードではなく、

テトラポッドに直接よじ登って海から上がるしか方法がない

湘南の某クラシカルブレイクに比べれば、

ボードを壊したり怪我をしたりする確立は少ないだろう。

だからといって、やはり何の心配もなく海へ出入りできる

ビーチブレイクと同じような気持ちで挑むことは禁物だが。

かつて千葉県の東浪見で開催されたASPのコンテストで

Kelly Slaterを倒した経歴を持つ今村大介プロと、静岡の樋口賢プロ、

Saver CrossやSEVEN wetsuitsを手掛ける

ヌーベルバーグ社のチュウさんこと新井さん、坪内さん、

そしてこの島に数十年通っているというケンスケさんと共に

羽田から飛行機に乗り、僅か一時間足らずで八丈空港へ降り立つと

島のサーファーの兄貴的存在のMasakazuくんと島一番の若手、

期待の星であるGinjiが出迎えてくれた。

Masakazu.

Ginji.

 

本州よりも近くに感じられる太陽に、白い雲がのんびりと流れゆく青い空。

心地よい風に揺れるヤシの木と、咲き誇る真っ赤なハイビスカスの花。

初めて見る八丈島の景色を車の窓から眺めながらひとり感嘆していると、

10分足らずで今回の宿泊先である長戸路旅館にたどり着いた。

Masakazu、Daisuke Imamura、Ken Higuchi @長戸路旅館

>>>長戸路旅館

この長戸路旅館のオーナーである長戸路忠右さんは、

この島のボス的存在の人であり、島中のサーファーたちから慕われる存在。

チュウさんと一緒に忠右さんにご挨拶を済ませると、

「そろそろ潮回りが良くなる頃だ」ということで早速、

前述したこの島のメインブレイクである汐間海岸へ。

頭半からダブル近い波が、強いサイドオフショアにあおられ、

波頭にしぶきを上げながらも、たくましくブレイクしていた。

波は最高!!!

ということでセッションがスタート!

Daisuke Imamura.

 

今村大介プロが日系ハワイアンJason Shibataたちと共に

世に送り出すクールなeyewear RONIN、

要チェック!!!

>>>RONIN

Ken Higuchi.

Ryo-san.

Masakazu.

Kensuke-san.

 

八丈のロコサーファーたちと

今村大介プロ、樋口賢プロたちのセッションの模様を

ファインダー越しに抑えていると、

セットの波にチャージしまくるガッツのある

ガールズサーファーを発見。

彼女はルイちゃんと呼ばれる生粋のロコガールで、

昨年の八丈島のコンテスト“TACOS CUP”のAクラスでは

男に混じって出場し、見事優勝してしまったという

実力の持ち主だと聞き、そのサーフィンの上手さに納得。

Rui Yamada.

 

八丈島には、

しっかりと自分のスタイルを持ったGoodサーファーが多く、

正直驚いたcolorsmagyogeでありました。

そしてこちらは、島一番の若手で期待の星

Ginjiのビッグ・テールスライド〜〜ッ!!

f/s Big TailSlide by Gin.

 

まだまだ荒削りではありますが、

小川直久プロを彷彿とさせるキレ味鋭いトップアクションが

この男の持つ武器であります。

要チェ〜〜ック!!!

Tadasuke-san、Chu-san、Masakazu.

 

というわけで、

八丈島でcolorsmagとしては初となるPhotoセッションが終了。

午後の波はいかに!?

ラウンド2セッションを乞うご期待!

>>>八丈島観光協会

04996-2-1377(午前9:00から午後5:00)

>>>八丈島自然情報

 

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ