Photos & Text by colorsmagyoge.

八丈島TRIPのDAY2とDAY3にあたる

10.1(土)と10.2(日)は、

八丈島の一大サーフィン・イベント

“TACOS CUP”が開催された。

10.1(土)は朝から雨が降りしきる中、

波は頭前後の無風のパーフェクションに恵まれ、

サーフィンAクラス、BBクラスのコンテストが行なわれた。

お昼近くなってくると雨も上がり時折晴れ間も見えてくると共に

ギャラリーの数も急増。

多くの方々が防波堤に腰掛けてサーフィン観戦を

楽しんでいる様子でありました。

サーフィンのAクラスはセミファイナルを残し、

BBクラスはファイナルを残した状態で今村大介プロ、

樋口賢プロと共にGinji、八丈のロコ数名に加え、

この島一番のサーファーTakeによるエキシビジョンがスタート!

f/s Classic Air-Bone by Daisuke Imamura.

>>>RONIN

 

今村大介プロの完璧なエア!!

「オレのはエアボーンです」

と自分で言っておりましたが、

エアリアルがまだエアボーンと呼ばれていた時代から

すでにエアをしていたからこそ言えるこの言葉。

まさに筋金入りのエアリスト今村大介プロによる

歴史の深み溢れるクラシック・エアボーンなのであります!

エアを交える現代のモダンサーフィンのルーツとも言うべき

この動きを、若い世代のエアリアル好きなサーファーは

目の裏に焼き付けておくべしッ!!!

Ken Higuchi.

Ginji.

 

樋口賢プロ、Ginjiがライディングを重ねて行く中、

左側のピークからグーフィーのセットを掴んだ

グーフィーフッターの姿が見えた。

加速しながらダウンザラインでボトムへ降りると、

大きなボトムターンから

迫りくるクローズアウトセクション目掛けて

水中に差し込んだ前足側の手を軸に

低い体勢のままサーフボードをねじ込んだ。

f/s Original Z Turn by Takeshi“TAKE”Nishihama.

 

さらにはターンの後半でテールスライドを交えてくるという

オシャレテイスト溢れるオリジナル・ターンを披露してくれた

そのグーフィーフッターこそが、

前日、ヌーベルバーグ社のチュウさんが

「この島で一番だ」

と言っていたサーファーTakeであった。

Takeshi“TAKE”Nashihama.

 

卓越したレールワークと

軸のぶれない質の高いカーヴィングから生み出される

その大きなサーフィンは

まさに八丈島にこの男ありといった

風格溢れていた。

エキシビジョンが終了した時点で

この日の大会スケジュールも終了。

いよいよファイナルとなる後半戦は

大会2日目となる10.2(日)へと持ち越された。

長戸路忠右さんが営む

>>>長戸路旅館     に帰り、

夕食後、忠右さんやケンスケさん、坪内さんたちと

遅くまで島焼酎「八重椿」を頂きました。

今からおよそ150年前、

1854年辺りに薩摩藩の密貿易の罪で八丈島へと流罪となった

丹宗庄右衛門がその技術を島に伝えたといわれる

歴史ある八丈島の島酒。

ほかにも「情け嶋」や「一本釣」などたくさんの銘柄を持つ

八丈の焼酎、今回はたまたま芋と麦を合わせて作られているという

この「八重椿」を頂きましたが、

ほかのものもそれぞれ味わい深いとのことなので

八丈島を訪れた際にはぜひお試しください!

さわやかな味で次の日に残ることもなく、

楽しい時間を過ごすことができること間違いナシであります!!

>>>八丈島焼酎「八重椿」ほか島焼酎

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ