Photos & EnglishText by Dave Yamaya. JapaneseText by colorsmagyoge.

J90A2541

 

Out the door and on the wave hunt, typhoon 9 starts to pump solid surf into South Chiba. A quick look at the local points and the call is made to surf somewhere else. A short drive out of Kamogawa and the cloudy skies start to darken. The rain holds back for now, but it’s only a matter of time. As I exit another tunnel, I’m greeted by sizeable surf on the roadside. This bay is unknown for surf, but when the conditions are right, potential awaits. 

南千葉エリアにも

いよいよ台風9号からのうねりが本格的に入り始めたこの日。

最寄りのブレイクをチェックしたがイマイチだったため、

いい波を探し求めるべく鴨川を出発。

暗い曇り空の下、鴨川からわずかばかり車を走らせる。

降りしきる冷たい雨が止むのは時間の問題であった。

トンネルを抜けると、

サイズのあるいい波がブレイクしているのが道路から見えた。

このビーチは普段あまりサーフィンできる場所ではないのだが、

一度コンディションが整うとそのポテンシャルの高さを発揮する

ポイントとして密かに知られる場所であった。

J90A2711

 

The elements start to come together with perfect tide and lots of swell. The heavy clouds start to leak and the rain begins to fall. I scout the area for some shelter and find cover under the bridge. Area locals Akira CHOKO Watanabe and Sakamoto san are in good rhythm with the sets. Local knowledge always plays a major role during typhoon season. 

この日、このポイントにとって完璧な潮回りと、

ドンピシャな方角からの強いうねりといったすべての要素が整った。

重苦しい雨雲に覆われると同時に突然雨が降り始めるため、

雨宿りできる避難場所を何箇所か確認すると、

いよいよセッションをスタート!!

リズミカルにいいセットを立て続けに掴むのは、

ここのローカルサーファーである渡辺”チョコ”アキラさん。

熟知したこのポイントに対するローカルナレッジを活かし、

この台風の恵みを堪能する。

Akira CHOKO Watanabe
Akira”CHOCO”Watanabe.

 

 

The outer reef pumps and indicates Patience is the key.  Ura san finds a long walled right hander and works it all the way to the beach.

はるか沖ではアウターリーフが爆発!

レギュラーのいい波を掴み、

見事岸辺まで乗り継いできたウラさん。

Ura San
Urasan.

 

Hugging the exposed reef take off area, Yukio Ogawa put his training to test. All rail approach and delivers a big hack off the top. 

リーフむき出しの際どいテイクオフゾーンから波を掴む小川幸男。

レールをしっかりと使ったアプローチから

トップで思い切りハックして大きなスプレーをあげる。

J90A2515 J90A2516 J90A2517 J90A2518 J90A2519 J90A2520 J90A2521 J90A2522 J90A2523 J90A2524
Yukioa Ogawa.

 

Naohisa Ogawa gets one of the bigger set waves of the morning and slams a backside reentry. 

この日の朝のセッションで一番と言って過言ではない

セットを掴んだ小川直久は、

見事なバックサイドリエントリーを披露してくれた。

Nao2Nao1
Naohisa Ogawa.

 

 

The tide continues to change and the sleepy bay slowly goes back to it’s quiet state. These are the days surfers live for. Surfing a special rare break with a handful of friends. Almost like a dream.

潮が変化していくにつれ、

普段ブレイクしないこのポイントは

ゆっくりと普段通りの静かな姿に戻っていった。

ここに住むサーファーたちが待ち焦がれる

スペシャルなときのみ割れる

レアな波での夢のような貴重なセッションとなった。

オーガナイズして頂いたローカルのみなさま、

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ