Photos & Text by colorsmagyoge.
台風13号は遅れた弱いグランドスウェルを
8/7(金)辺りから湘南に届けはじめたが、
8/8(土)は多少サイズダウンした胸前後のスモールコンディションとなった。
そんななか、鎌倉のRASH wetsuitsの目の前辺りのビーチに
11×ワールドチャンプKelly Slaterが登場!
大人から子供まで一気に人がKelly Slaterめがけて集まり、
そのものすごい人気振りに改めて驚かされた。
それでも嫌な顔一つせず、ファンそれぞれに対応するKelly Slater。
その立ち振る舞いからは
ワールドチャンプの器のでかさを感じずにはいられなかった。
実はKelly Slaterの今回の来日の目的は
自らがプロデュースするアパレルブランド”OUTERKNOWN”の
日本でローンチさせるためで、
いよいよ日本でもRon Hermanみなとみらい店をはじめとした
ごく一部の厳選された店舗のみで展開していくとのこと。
それに伴い、8/7(金)の夜は
Ron Herman千駄ヶ谷にて招待制のローンチパーティーを行ない、
そしてこの日は雑誌Blue.の撮影を兼ねて鎌倉に登場することとなった。
RASH wetsuitsのオフィスでFIREWIRE japanの進藤晃プロと合流。
実は現在、知っている人もいるかと思うが、Kelly Slaterは
FIREWIRE surfboardsの9割以上の株を持つ株主のひとり。
この日は自分のボードを持ってきていなかったので、
Tomoデザインによる進藤晃プロのFIREWIRE surfboardsを借りて海へ!!
他人のボードであるにも関わらず、
colorsmagとしてはハワイのノースショアでしか
Kelly Slaterを撮影したことがなかったので、
あえてこの湘南の小波を切り刻むKelly Slaterの姿を見られたことに感動。
当たり前ですが、ワールドチャンプはどんな波に乗ってもうまいですね。
来年からはKelly Slaterもさらにプロジュクトに加わってくる
FIREWIRE surfboardsの世界中の注目度は高まるばかり。
今回の旅で日本の小波に乗ったKellyの感覚が
今後のFIREWIREの日本限定モデルのデザインに
影響を与えてくることは間違い無いだろう。
そんな日本限定モデルのプロデューサーとして、
これまで数々の名モデルをFIREWIREと共同開発してきた進藤晃プロ。
日本を代表する生きるレジェンド・サーファー抱井保徳プロは
ちょっと右側のピークでSURを自由自在に操る。
今回のこのKelly Slaterの鎌倉訪問をバックアップしてくれた
RASH wetsuitsのドン、岡博光氏。
乗り慣れたホームの波をKelly Slaterとともにクルージングする。
そんな岡さんの部下にあたるRASH wetsuits営業マンを務める斎藤裕。
エアリバースを中心としたトリッキーなスタイルを持つ本格派サーファー。
この日の午後、湘南某ロケーションにて行われた
OUTERKNOWNのカタログのモデルに抜擢されたのは
横須賀でかねよ食堂を営むアーティスト&サーファーのジョン。
Kellyが海から上がってくると
またしても集まってくるファンたちに対してサービスを忘れないKellyさん。
きっとヒーローはかなり大変な役割だが、
もうそれが身に染み付いているオーラに溢れていた。
ちなみに補足となるが、
なんとOUTERKNOWNのアートディレクターを務めるのは
Yusuke TsukamotoというLA在住の日本人の方だということを知って驚いた。
その方とは、その方がそんなにすごい人だとはいざ知らず、
普通にお話ししていたら、実はそうだったということで驚いてしまった。
そう考えるとKelly Slaterが世界に発信するOUTERKNOWNには
日本人の感性がエッセンスとして加えられているのだ。
というわけでKelly Slaterが鎌倉に訪れ、
しかも膝腰の小波でサーフィンをしたという貴重なこの日の数時間は
雑誌Blue.にて掲載予定!
さらにOUTERKNOWNに関するインタビューが
雑誌OCEANSにも掲載されるとのことなのでそちらの方も要チェック!
大人も子供に返る素晴らしい一日となった。