Photos & Text by colorsmagyoge.
台風で刻まれたそれぞれの波の記憶。
まるで今、まさにそこに自分がいるかのごとく、
どんなに鮮明に思いをはせることはできても
しょせんは決して戻ることのできない儚い瞬間。
それが重なり合って”今”を織りなし、
しかし楽しかったことも美味しかったことも
“今”となってはすでにすべては過去のことなり。
Above : Akira”JET”Nakaura. Below : Yasuyuki Sugihara.
だからこそ、
二度と戻らない今に感謝。
だからこそ、
二度と出会うことのないすべての波たちに感謝。
だからこそ、
目の前にいる家族、仲間たちに感謝。
ときにテイクオフした直後までは小さな波でも、
乗ってみたら意外ともこもこっと立ち上がってきてダブルアップし、
バックウォッシュでバインバインながらも
グリグリのチューブ波だったりする。
ワカメたるもの、
味噌汁のだしであり、もしくはその具であってもらいたい。
一度リーシュに絡まると厄介でならない。
ワカメがリーシュに絡んだ際には、
慌てず一度足からリーシュを外し、
ワカメや海藻を除去してから回避するのがオススメです。
夢?
夢。
そして、できることならば、
バックサイドのチューブに入るならば、
ダンパーがしまり切るまで
男気全開のノーグラブのスタンディングスタイルのまま
行ってしまう神風なその魂は本当にかっこいいと思う。
さよなら台風また会う日まで。
一生滑走!!!