Photos & Text by colorsmagyoge.
日本列島の南海上に張り出した前線上に出来た
低気圧の通過により、オーバーヘッドのオフショアといった
エクセレント・コンディションとなった11/2(月)のノースタイガー。
Alex Knostなどに見るコンペティターとは一線を画す
クラシカルなサーフスタイルを表す新たな形容詞として、
うなぎのようにくねくねと力が抜けた状態で波に乗るその様から
“ウナクネ”という言葉を定着させた世界的日本人フォトグラファーであり
執筆家であり、NAKI SURFのボスでもあるという
マルチな才能を持つNAKI氏と、
クリスチャン・フレッチャーに初めて認められた日本人エアリスト
JETこと中浦章といったまったく異なるスタイルを持つ2名によって
ウナクネとエアがシェアするノースタイガーセッションを開始!
ノーズ寄りにスタンスしたチーターファイブのままの状態で
まるで河口のごとく激しい流れとぶつかって急激にほれ上がる
インサイドのチューブセクションへ突入していくNAKI氏。
左側に見えるパーフェクトライトでは
一水亭の稲田実氏が80’sのサーフボードを彷彿とさせる
レトロなデザインのグリーンのクアッドを乗りこなしていた。
なんとこのグリーンのクアッドのボード、
あのRage surfboardsの原田正規プロが一番最初にシェイプした
記念すべきサーフボードとのこと。
Rage surfboards含め、原田正規プロの今後の動きにも注目である!
プロサーファーでTHE COLOR SURFSHOPのオーナーでもある
軽部英和氏を父に持ち、このノースタイガーの目の前に実家があるという
絶好の環境のなかで日々波乗りに励む軽部太氣。
この辺りにお邪魔するとかなり高い確率で遭遇する
てっぺいくんもいい波をつかみまくっていた。
セッションのあいだ終始ニコニコ顏がとまらなかったNAKI氏。
まだcolorsmagが中学生でサーフィンを始めたばかりの頃に
色々な場所に連れて行ってくれたり、
サーフィンから学ぶ人生の哲学が存在すること、
波に乗る、写心を撮る、文章を書いて記事を作るといった
現在colorsmagが行なっているすべての基盤を
自然と教えてくれた先生である。
50歳を迎えた今、その偉大なオーラは
さらなる輝きを放っていた。
吹き荒れる冷たいオフショアと小雨が降りしきるなか
波だけが最高だったというマニアックなだけに
人の少ないグッドコンディションに恵まれた
素晴らしいセッションとなった!
一生滑走!!!
Glide Forever!!!