Photos & Text by colorsmagyoge.


Kaname Saito.

セッションがどんどんヒートアップしていくなか、

私しcolorsmagyogeはなんとか風を交わすゴッドアングルを確保。

カリフォルニアのサンタクルーズにいる自由なスタイルを持つ

トリッキーなサーファーを彷彿とさせる

斉藤要のバックサイド・サーフィンがひと際目立つ中、

竜くんは同じyu surfboardsのチームメイトであり、

現在はyuのシェイパーとして活躍の場を広げつつある

プロサーファー佐藤和也のシェイプするボードでキレ味鋭い

リッピングを連発!!


Ryu Nakamura.

あまりに多忙な毎日にろくすっぽサーフィンできていない

と言っていたにも関わらず、さすがプロサーファーといった

クオリティーの高い滑りを披露していた。


Dan Kakai.

さらにはこのセッションの前半からいい波を掴みまくり、

大きなラウンドハウスカットバックからハードなリエントリーまで

難なくこなしていた抱井暖は、セッションの後半になると

レイバックなどのトリッキーな動きを出し始め、

同じ海から上がって来たロコサーファーたちに

「あの子は誰なの? プロサーファー??」

と質問されるほど勢いの良いサーフィンをみせた。

今回のMAGIC NUMBER×colorsmagトリップ記事のvol.1の後半で

改めて紹介させて頂いたJoel Tuderが認める日本人ノーズライダー

瀬筒雄太は、JoelがプロデュースするKOOKBOXのTwin Modelで

ノーズライドだけに留まらず、リラックス・スタイルでの

カットバックからローラーコースターまでもメイクし、

その実力の高さに驚かされたのだった。


Yuta Sezutsu.


Ryu Nakamura.


Hang 5 by Dan Kakai.


Kaname Saito.

予想以上のFun WaveにありつくことができたMAGIC NUMBER御一行は、

日が落ちる前までの到着を目指し、かねてから狙いを定めていた

例のハードコア・ブレイクへと車を走らせた。



数時間経つと、ようやく狙っていたポイントのボスである

今井さんという方が待ち受けるシェイプルームに到着。

ここで今井さんにご挨拶を済ませると、

早速今井さんが、例のポイントへと連れて行ってくれた。


Original Nose Ride by Yuta Sezutsu.

が、しかし、波は思った以上に風を喰らっており、

実際に海の中で見れば頭半以上はありそうだが、

とてもでないがサーフィンできそうもない。

しかし、それはある意味、この風さえ止まれば

そこには思い描いて来たパーフェクションが出現する可能性を

充分に含んでいた。

メンバー全員、期待に胸を膨らませる。

この日はすぐ近くにあるビーチブレイクで

頭くらいのオンショアでサーフィンを楽しみ、

夜は温泉につかったあと、

今井さんの計らいによってセッティングされた

地元の名物カニ料理をご馳走になることに。

なんと我々がここを訪れたこの日の前日、

ちょうどタイミング良くカニ漁が解禁となったらしく、

テーブルの上には今まで見たことのないくらい

超豪華なカニ尽くしラインナップとなった!


Kani, kani, kani!!!

そのあまり美味しさに舌鼓を打ちつつお酒をたしなみ、

もちろん今井さんたちとの会話もはずみ、

かなり楽しい酒宴となったことは言うまでもない。

今井さんをはじめ地元のみなさま、

美味しいカニ、ご馳走さまでした。

あのような質の高いカニを食したのは

colorsmagyogeとしては生まれて初めてのことで、

生涯忘れられない感動として胸に刻まれました。

本当にありがとうございました!!

明日は早いということで、

明朝早くに待ち合わせの約束を今井さんたちと交わし、

酒宴は切りのいいところで解散。

メンバーたちはキャンピングカーに戻って

各自就寝することに。

果たして、明日の波はいかに。

THE DAYとなるのか!?

キャンピングカーの中で寝袋にくるまり、

激しく吹き付ける風の音に耳を傾けながら、

やがて眠りに就いていた。

(Vol.3に続く)

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ