Photos & Text by colorsmagyoge.
11/17（火）。
晴れてプロサーファーとなったTHE SURFSKATERSチャンプの経歴を持つ
RVCAライダーでもある金尾玲生と共に午後の飛行機に乗り、一路大阪へ。
関西エリアを中心に全国のトップサーファーたちをサポートする
藤本軌道チームとのロードトリップへ参加するためである。
無類のサーフィン好きである藤本軌道ボスである
小池さんのオーガナイズにより、
今回、colorsmagにとっては初めての場所となる日本海某所への
ロードトリップが実現となった。
メンバーは伊豆の今村厚プロをはじめ、
四国出身で日本を代表するトッププロのひとりである林健太、
大阪でGolden Surfを営むビッグウェイバー金田輝士プロに加え、
大阪出身でスケートボードもかなりのスキルを持つ
19歳の若手プロ河谷佐助、宮崎からは同じく19歳の西口京佑プロ、
藤本軌道チームアマチュア選手会長の小椋暁人に
湘南からは金尾玲生と超豪華ラインナップ！！
藤本軌道のボスである小池さんが営む”焼肉割烹 藤吉”で
超豪華なディナーをご馳走になり、いざ出発！！
果たしてどんな波が待ち受けているのか！？
朝方暗いうちに到着し、しばし仮眠を取ると、朝7時くらいには
ローカルサーファーの田中さんと”ハヤト塾”主宰のハヤトくんと合流。
あいにくの雨とオンショアというバッドコンディションのなか、
田中さんとハヤトくんのオーガナイズにより
比較的風を交わすポイントをいくつかチェックし、
頭前後でレフト、ライト共にリッパブルなポイントでセッションを開始！
「もう我慢できないので海に入ってきます」
と言って、寒さにひるむことなく、
いの一番に海に入って行ったのは金田輝士プロ。
ビッグウェイブでのサーフィンだけでなく、
小波のアクションにおいても
パワフルかつスタイリッシュな滑りをみせてくれる
類稀なそのオールラウンド・サーファーだ。
Kiyoshi Kaneda.
そんな金田輝士とほぼ同時くらいのタイミングで
海に飛び込んで行ったのは、
無類のサーフィン好きである藤本軌道のボスである小池さん。
強烈なオンショアでカレントも強いなか、
セッション中盤にはグーフィーのセットを掴み
しっかりと魅せ場を作るところはさすが。
Koike san.
ひとりアウトサイドのセットを狙い、
誰よりも長いロングライドを決めまくっていたのは
四国が生んだ天才サーファー林健太。
藤本軌道チームでは最年長の兄貴的存在であり、
若手プロサーファーたちの良きお手本でもある。
Kenta Hayashi.
誰も見向きもしなかったグーフィーの波に狙いを定め、
カーヴィング、エア、レイバックを連発するのは
大阪出身の19歳のプロサーファー、河谷佐助。
しっかりとフォトセッションしたのは今回が初めてで、
Adrian”Ace”Buchanのようなスタイリッシュな乗り方から繰り出す
スピーディーなそのサーフィンにはど肝を抜かれた。
今回のセッションにおいては、おそらくベストと思われる
エアのショットを残してくれたフォトジェニック・サーファー河谷佐助、
鬼要チェックである！！！
Sasuke Kawatani.
そんな河谷佐助と同じ歳の19歳であり、
Josh Kerrのようなフロントサイド・リバース540度で
このセッションにおけるベストシークエンスを残してくれたのは
宮崎からこのトロップに参加してくれた西口京佑。
Keisuke Nishiguchi.
初めて入るポイントであったことから、
どこから入ればいいのかわからず、
なぜかごりごりの岩場から飛び込むという手段を選んだことがアダとなり
飛び込んだ先に潜んでいた岩に軽く乗り上げてしまい、
少しばかりフィンをガリガリっとやってしまった金尾玲生。
しかし、波を掴めばそのスケートライクなトリッキーな滑りで
河谷佐助や西口京佑といった若手たちに刺激を与えていた。
Reo Kanao.
すでにそのキャリアはベテランの領域に達している今村厚プロ。
奥に入るグーフィーのセットに狙いを定め
こだわりを感じずにはいられない深いボトムターンから
様々なトップアクションを繰り出していた。
Atsushi Imamura.
形のいいグーフィーの波を掴みまくり、
ソリッドなバックサイド・リップを連発していた小椋暁人。
Akito Komuku.
ローカルサーファーのハヤトくんは
この日本海某所エリアを中心に、
インターネットでサーフボードなどのギアを買って
海に来る人たちが増えてきたなかで、
サーフィン仲間の見つけ方やルールがわからないという人たちに対し、
無償でよりよいサーフィンライフを送れるような
オーガナイズを行なうことを目的としている
“ハヤト塾”を運営している。
争いごとを極力減らし、みんなが楽しくサーフィンできる海を目指す
熱いハートを持つサーファーだ。
このセッションにおいてはパワフルなドライブターンを連発していた。
Hayato kun.
Good Local Surfers.
夜通し車を走らせてきたことから、
旅の疲れもあり、海から上がってから昼食をとったあとは
軽く休憩を取ると、今度はローカルサーファーの田中さんの計らいにより、
田中さんの自宅の納屋で七輪BBQ大会を開催。
いい波にも乗せて頂き、
さらには最高に美味しくて楽しい時間となったディナーまでご馳走になり、
まさに至れり尽くせりの手厚いおもてなしに、
この場を借りまして、本当にありがとうございました。
「明日は風が止むからいい波になると思うよ」
と、ローカルサーファーの方たちが口をそろえて言うなか、
果たして明日は、どんな波が待ち受けているのか？！
一生滑走！！！
