Photos & Text by colorsmagyoge.
日本時間の2/3(水)。
パイプラインを会場に開催されていたQS3000″VOLCOM PIPE PRO 2016″の
ファイナルデイが行われ、無事ファイナルまでの全ヒートが消化。
優勝はなんとKelly Slater!!!
ファイナルでは、セミファイナルで10ptをマークした
ノースショアのロコボーイMakai McNamara(HAW)が
ヒート前半に8.67ptをスコアするなか
Kelly Slaterは1本目で7.83pt、さらに8.73ptをスコア。
まさに2年前にこのVOLCOM PIPE PROで優勝して以来の
2年振りとなる嬉しい優勝となった!
「今シーズンは最高に良いスタートを切れた。このビッグウェイブ・コンディションで素晴しいバレルをメイクして、ハイスコアもマークできた。南東から吹くトレードウインドと太いスウェルで最高の波に恵まれた一日だった。」
と、本イベントを振り返った。
また、今大会でcolorsmag的に特筆したいのはBruce Irons。
兄のAndy Ironsが他界して以来、そのあまりのショックから
ここ数年間は表舞台から姿を消していた彼だが
いよいよ今シーズンRVCAにサポートを受けたことが功を奏し、
今大会では4位ながら見事ファイナル進出を果たし、その復活劇を披露した。
しかも、使っていたボードは故・Andy Ironsが
パイプマスターズで使っていたのと同じ
日章旗が施されたデザインのもので、
さらにはそのシェイパーもAndy Ironsが生前に愛用していた
Eric Arakawaによるものであった。
まさに兄のAndyと共に、ある意味WCT以上にハイレベルなこの戦いを
戦い抜いたのかと思うと、胸が熱くなるのであった。
さらに今回は、もっともチャージしたサーファーに与えられる
Bruceが幼い頃からの憧れだった今は亡き
ビッグウェイバーTodd Chesserの名が付けられた
“Todd Chaser Hard Charge Award”も受賞となった。
DAY2に10ptをマークしたZekeことEzekiel Lau。
今大会で3名いる10ptゲッターのひとりであり、
パイプライン前に住むロコボーイとしての意地を見せつけるかのような
2位という好成績を残したJ.O.BことJamie O’Brien。
Makai McNamaraによる10ptライド。
会場が揺れた瞬間。
気合は十分であったが、
この1本目の波でサーフボードが真っ二つとなり、
後半戦は海とのリズムを合わせることができなかった村上舜は
悔しくも今年も昨年同様ラウンド4敗退。
このワイプアウトでリーフにかかとをヒットしていたにも関わらず、
「そのときはアドレナリンが出すぎて試合中はわからなかった。試合が終わったあとになって思った以上に痛かったことに気がついた」
という村上舜であった。
この苦い経験をバネに、来年はこのラウンド4の壁を
突き破ってくれるに違いない!!
Go Shun!!!
ラウンド4のヒート3ではKelly Slater、Ezekiel Lau、
Jack Robinsonといった世界トップクラスの強豪たちと脇田貴之が対戦。
ここ数年間は家族共々ハワイに拠点を置き、
今回はハワイアン代表枠を得てトライアルラウンドから出場の脇田貴之。
その快進撃もここまでとなった。
ファイナルデイ・ハイライト動画
今年は今シーズンのベストコンディションに恵まれた
6-12ftのパイプラインを会場に素晴しいイベントとなった
VOLCOM PIPE PRO 2016!!
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