Photos & Text by colorsmagyoge.


f/s Billie Jean by Claude Maki.

ロングボードのプロであり、世界選手権では5位になり、

THE SURFSKATERSチャンプであるという、

まさに横乗りを網羅するハードコア横乗リストで真木蔵人が

ここ最近ずっとハマっているのがニーボード。

ボードの上に正座した状態で波に乗るのだが、

実際にやってみると意外とこれが面白い。

サーフィンよりもチューブを攻めやすいというのが

大きな特徴で、これを続けていけば

サーフィンでもチューブの波が上手くなるのではないか

と思った。

何事もちょっと目線を変えてみることではじめて

ひと味違った楽しみ方を発見することができ、

その発見が自分の可能性を無限に広げるきっかけとなる場合もある。


Claude Maki.

早くも数本いい波に乗り、

一足先に海から上がって来た真木蔵人。

ビーチでヤシの実の漂流物を見つけ、

フィリピンから流れて来たのか?

それとも台湾から流れ着いたものなのか?

思いを馳せた。

このエリアのビーチには、

中国や韓国などからの漂流物、すなわちゴミが非常に多いのだと

ロコサーファーのMoriくんが言っていたのを思い出した。


W glab AirReverse by Nob O’sawa.

初めてこのエリアを訪れたノブこと大澤伸幸は

想像以上の波質の高さとパワーに感動したようで、

吐く息も白くなるような寒さのなか4〜5時間ぶっ続けで

波を追い続けたのだった。


f/s Mute Grab Air by JETTER Akira Nakaura.

一方、いつも2時間程度の1ラウンドであるJETTER中浦章は

一度いつも通りの時間で海から上がって来るも、

アスリート大澤伸幸の1ラウンドの長さにつられて再び海に入り、

いつになく長い1ラウンドをこなした。

Black & Whiteなサーフスター2名という今回の組み合わせ、

いい意味でお互い刺激し合っているようにみえた。


Claude Maki.

暗くなってもウネリが落ち着くことはなかった。

とにかく波のコンディションの変化が早く、

すぐに波がなくなってしまうのが特徴のこのエリア。

果たして明日の波は?

この日は近くの回転寿しで地の魚の夕食をとり、

早めの就寝となった。

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ