Movie by Joao Ricardo Image. Text by colorsmagyoge.

 

 

2015年年末からEvan Geiseilmann、Owen Wright、

Bede Durbidgeといった世界トップレベルのスキルを持つ

プロサーファーたちを筆頭に多くのけが人が続出し、

例年と比べて事故発生率の高い今シーズンのパイプラインにおいて、

またしても人命に関わるような大事故が発生した。

ニュージャージー州出身のボディーボーダーDylan McGinnが

現地ハワイ時間の3/3(木)、日本時間の3/4(金)に、

クローズアウトとなっていたパイプラインで

チューブに潰された際に海底のリーフに激突。

意識を失って海面を浮遊していたところを、

ライフガードでボディーボードのワールドチャンプでもある

Guilherme Temgaが最初に発見して救助にあたり、

すぐさまJamie O’Brienがヘルプに駆けつけ、

さらにはパイプラインのライフガードたちも駆けつけ、

無事にビーチへ引き上げた。

が、その時点でDylan McGinnは無呼吸状態の心肺停止状態。

ライフガードたちによる懸命なCPR(心肺蘇生法)によって、

奇跡的に呼吸と心肺機能を取り戻し、一命は取りとめたが、

現在も病院で生死をさまよう危険な状態が続いているとのこと。

サーフィンは楽しいものだが、しかし、

その危険は波が大きかろうが小さかろうが、

どんなシチュエーションにおいても常に付きまとうもの。

この事故を対岸の火事と捉えず、

普段からサーフィンするときは事故のないよう、

改めて気を引き閉めていきたいと自分を戒めると同時に、

Dylan McGinn一刻も早い回復を願うばかりである。

 

(情報元:The Inertia

 

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ