photo & text by Riki Kakaii

お待たせしました!PNGトリップ第二弾をお届けします!

一行が事前・道中の不安を払拭するリゾートコテージに足を踏み入れたところからの再開です。

(滞在中の時系列はポイント紹介では追わずにご紹介いたします。)

敷地内は草野球が十分に出来てしまう広大な芝生が広がり、3つの宿泊コテージと食堂、トイレとシャワー棟、少し離れた場所にオーナーのピーターの家があった。山田プロに「この土地にこの建物はやりすぎじゃないか」と言わしめたコテージの詳細な紹介については別の回でさせていただく。

ご挨拶をすませ、ナシゴレンの昼食をぺろりと平らげると、ロッジが砂浜と一体でつくられていることに気づいた。

そして右奥には今回の目的地の一つ「リド・ライト」がきれいなカタチでブレイクしているのが見えた。

コテージから5~6歩+パドルで5分の距離にあるリドライトは、ヤシの森をバックにライトの波がブレイクしているのだが、日本の波情報なら70点は付こうかというコンディションでも1人も入っていないという至高のブレイクであった。

私も入らせていただいたが、見た目以上にパワーのある波でスピードもついてかなり面白い!初心者からでも楽しめるファンウェイブだった。

今回はウネリが入らず、ミニマムサイズとのことだったがそれでもセットで頭サイズある。

そんな中行われた山田プロ・吉川プロのライディング写真をご紹介させていただきたい。

山田プロのライディングは力強く、波に深いトラックを残してスムースにライディングしていく。

若かりしころは真冬でも夜中から海に行き、ドラム缶に入って寒さをしのぎながら夜を明かして朝一から波乗りをしていたという、現代にはまずいないストイックさでsurfingに取り組んできた山田プロ。波乗りがしたくても出来ないパプアの子供たちをみて歯痒さも感じていたに違いない。

 

吉川プロはスムースかつトリッキー。テールを抜いてのアクションはお手のもので、360°も何度もメイクしていた。

タイミングが合えばローカルとのセッションも可能!

挨拶、笑顔、会話、そしてチャージとローカルたちとのセッションは本当に楽しい。

vanimoの若手No.1といっても過言ではないケニーは素晴らしいsurfer。スピードとキレが一際目だち、子供たちの憧れの的でもあった。

パプアは水も温かく、ぬるい温泉に浸かっている様な感覚だった。

赤道近くの強烈な日差しへの対策さえしっかり講じれば、ストレス無く丸一日を海の中で過ごせてしまう。

もしもプライベートでvanimoを訪れたなら、ロッジとリドライトのピークの往復回数はかなり稼いでしまうことは間違いなさそうだ。

海からあがればフルーツとコーヒー、お好みでSPビールが待っていてくれる。

まさにプライベートポイントとも言えるリドライトを目の前に、私たちの旅の拠点は構えられたのだった。

次回更新はリドライトを生み出す岬の反対側に位置するリド・レフトを中心にご紹介したい。

coming soon…

>>>パプアニューギニア政府観光局

>>>STWorld

>>>vanimo surf lodge

>>>親善大使同行ツアー

ricky

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ