さてさて、第三回を迎えた本トリップのレポート。

今回は前回ご紹介したリドライトを生み出す岬の反対側に位置する、その名もリド・レフトのレポートをお届け!

パプアにもトレードウィンドが存在し、午後に近くなるとリドライトは面を乱されてしまう。しかしレフトはその風がオフショアとなるため、ロッジから町中を散歩してレフトに向かうことでその問題は簡単に解消する。

レフトへ向かう道中は南国の村に迷い込んだような(その通りなのだが)体験をすることが出来る。

住民のみなさんは本当にフレンドリー。子供たちも外部の人間に興味津々で、Hi!!のあとには大抵 What your name?と名前を尋ねる言葉がくっついてくる。次回この場所を通る時は名前で呼ばれ、ご近所さんのような付き合いが始まる。本当に心が温まる土地である。

集落をいくつか抜けていると、たまに町の中に機能しているのかわからない様な建造物があったりする。

ラクガキがしてあり、窓もなく床がところどころ落ちている見た目からギャングがいるのではないかと不安になることもあった。

高床式住宅の床下から貴重な電気を使用してスピーカーから派手な音楽をながす若者たち。。。

なかにはこんな場所もあるのかと歩を早めていると、フツーに中から「Happy noon!!」とかフレンドリーな言葉をかけられて拍子抜けしてしまう。一人くらい嫌なやつがいてもしょうがないと思っていたけど、vanimo周辺ではそんなやつはいなかった。素晴らしい。


町の人とのやり取りをしながら最後の町の一本道を抜けるとリドレフトが出現する。

リドレフトはライトよりも人が集まりやすいポイントという印象。

子供たちも多く、休みの人や仕事終わりの大人たちもラインナップしていた。波は若干シフトしてくる印象で、そのおかげでみんなが順番に波に乗れていた。とはいえ、混んでいても10人もいないのでストレスとは無用ではあるが。。。

ここからはsurfingの様子をご紹介!

クリーンな波でリラックスしたボトムターンをする山田プロ。スタイル、ラインともに本当にスタイリッシュ。気持ち良さそうにスプレーを上げていた。

持ち運びに不便なオンフィンをトリップに持ってくるということからもターンへの強い想いを感じる山田弘一プロ。

吉川プロは自身が制作したアライアをレフトでもテスト!

パプアの人たちは木を削ってサーフボードをつくったりしていたが、アライアは珍しかったよう。「なんで普通の板があるのに?」みたいな質問もされたりした。

もちろん近代的な板に乗り換えればキレ味するどいアクションを披露!3度目のvanimoということもあってキッズにも人気があり、「Look! It’s Yoshi!!」なんて撮影中に何度も子供たちに撮影をせかされてしまった。


リーフの形状の知識も深く、ライトの波を見つけて何度もライディングをしていた。

Kennyはレフトでも一つ一つの波を丁寧に乗っていた。波チェックには弟を自転車に載せて出現し、いいお兄ちゃんぶりも発揮していたケニー。ロコボーイの憧れのサーファーでもある彼はvanimoのサーフシーンを引っ張って行く存在だ。

海から上がるとロコキッズがヤシの実を採ってきてくれていて、天然のココナッツジュースでのどを潤しながら帰路につく。たまらないシチュエーションがレフトにはあった。

そうして誰もいない素晴らしいレフトの波を背に空に上がる凧を眺めつつ、住民とのコミュニケーションをとりながらゆったりと帰るのであった。

>>>パプアニューギニア政府観光局

>>>STWorld

>>>vanimo surf lodge

>>>親善大使同行ツアー

ricky

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ