Photos by Yoshiyuki Obata. Comment by K80 Matsuoka. Text by colorsmagyoge.
5/4 @ Sendai Newport Beach.
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ゴールデンウィーク後半に日本列島に恵みの波をもたらしてくれた
低気圧の影響による波を当てるべく、
天気図を読んで急遽、現在拠点としている湘南の茅ヶ崎から
地元である仙台新港へと弾丸トリップを決行した
日本屈指のビッグウェイバーでありチューブマスターである松岡慧斗。
仙台を代表するプロサーファーのひとりであり、
新たにオリジナルブランドdusk wetsuitsをスタートさせた越後将平をはじめ
その弟の越後耕平、小嶋海生、高橋みなと、熊谷航、高橋ユウジを中心とした
ロコボーイたちが繰り広げた5/4（水）〜5/5（木）の2日間に渡る
その熱いセッションの模様を仙台新港の波を長年映し続ける
colorsmag的レジェンド・フォトグラファーヨシさんこと
小幡義行氏による写心と松岡慧斗のコメントをもとにしたテキストでお届け！！
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5/4（水）のお昼はこの記事の最上部の写心のように
比較的クリーンなセット8ftクラスのコンディションとなった。
この波を目の前にした松岡慧斗は、
「夕方はさらに良くなるのではないか」
と、にらんでこのタイミングで入水しなかったようだが、
結果としてはこのあとオンショアが吹いてきてしまい
ベストタイミングを逃してしまった。
Super Heavy Shore Break with Storong Current.
Above : Kai Ojima. Below : Wataru Kumagai.
先にゲッティングアウトしていった小嶋海生と熊谷航の2名に続き
パドルアウトしていった松岡だったが、
「実際に200回くらいドルフィンしたんじゃないかというくらい、けっこう思った以上にハードなコンディションでした」
とコメント。
Keito Matsuoka.
「でもこの日に海に入ったおかげで、この翌日のセッションでは目が慣れていて思い切り突っ込むことができました」
迎えたその翌日となる5/5（木）はダブル前後のパワフルな
チューブぐりぐりの素晴らしいコンディションとなり、
まさに今シーズン指折りのエピックなメンバーでの
エピックなセッションが繰り広げられたのだった！！
5/5 Morining @ Sendai Newport Beach.
仙台新港のパイオニアであり、
かつては荒浜にあったサーフショップBarefoot surfを
東日本大震災の津波で跡形もなく失いながらも、
現在はゆかりの深い仙台新港からすぐのところでBarefoot surfを立て直し
越後家の次男、越後耕平と共に営む日本指折りのレジェンドサーファー
越後一雄氏を父に持つ越後将平。
波のエグいセクションだからこそリラックスするチューブの美学に長けた
colorsmag的フォトジェニック・サーファーのひとり。
新たにスタートさせたdusk wetsuitsは寒さの厳しい仙台エリアをはじめ、
北海道エリアでの自らの体験を反映させた完成度の高いものとなっており、
その全貌は未だ謎のベールに包まれているが、
詳細がわかり次第、colorsmagからもお知らせさせて頂く予定！
とにもかくにもdusk wetsuit、要チェックであります！！
Shohei Echigo.
その弟にあたる越後耕平は、
若いうちからアマチュアコンテストで活躍したものの、
そのメローでマイペースな性格がコンテストのリズムと合わず、
早くからフリーサーファーとしての道を選び、
捕捉するのならば、かなりのスキルを持つギタリストでもありながら、
現在ではウェイブSUPの裏全日本チャンプの肩書きを持つ本格派。
ショートボードにおいてもその実力は高く、
パンチの効いたリップアクションからカーヴィング、
クラシカルなチューブまで難なくこなす
プロと言って過言ではない滑りを見せてくれる。
Kohei Echigo.
タヒチのチョープー、ハワイのパイプラインといった
強烈なチューブ波も乗りこなしてしまう類稀な
まさに世界レベルと言って過言ではない
バックサイド・チューブスキルを持つ松岡慧斗。
この日はバックサイドでのスタンディングバレルもメイクし、
そちらの方はシークエンスコーナーにてアップさせて頂きますので
ぜひともチェックしてみてください！！
それにしてもこのシークエンスの1枚目から11枚目までの一連の動作にある
バックサイドでの見事なストール技術と
そのスタイリッシュさには脱帽せざるを得ない。
Keito Matsuoka.
この日のセッションでは、スキルアップしたグラブレールでの
バックサイドチューブを披露した小嶋海生。
そのスタイルがあまりにも先輩である松岡慧斗に似ていると
この日現場に居合わせた人たちに言われながらも、
本人としては
「いろんな海外プロサーファーのビデオを観て研究している」
とのことだが、やはりその潜在意識の深いところには
松岡慧斗のバックサイドチューブが焼き付いているに違いない。
そう思ってみると、小嶋海生は、
日本一のビーチブレイク仙台新港ならではのスタイルを
継承している数少ない張本人のひとりだと言えるだろう。
Kai Ojima.
このようなハードコンディションでも紅一点パドルアウトし、
自分の限界という壁を突き破るべく、熱いハートひとつで
己という最大の敵に立ち向かっていくことができる強さを持つ高橋みなと。
そのルックスの良さとは裏腹に、現代の男子が失いかけている
見る者たちの心揺さぶるガッツとド根性を武器とする
colorsmag的日本指折りの美人プロサーファーのひとり。
Minato Takahashi.
そんな高橋みなととは幼馴染である仙台を代表するトップアマの熊谷航。
この日はサーフセッション後にGoPro片手に強いカレントのなか
水中撮影に挑戦して松岡慧斗とコネクトを果たし、
見事なインナーバレルショットを残してみせた。
Wataru Kumagai.
そんな熊谷航とは同級生であり、
松岡慧斗も一目置く仙台新港ローカルのひとり、鈴木シンタロウ。
Shintaro Suzuki.
colorsmagでも何度か使わせて頂いている”松岡劇場”という
キーワードの生みの親であり、仙台新港の波が上がれば
必ずラインナップにその姿を現わす面ツルことGlassy surfshopを営む
仙台を代表するトップサーファー高橋ユウジ。
「サーフィンに対する熱がまた上がってきたみたいで、この日も激アツなアプローチを見せてくれていました！」
とは松岡慧斗の弁。
仙台新港の波を知り尽くすcolorsmag的鬼要チェックなサーファーのひとり。
Yuji Takahashi.
Keito Matsuoka.
ゴールデンウィーク中に届けられたエピックなコンディションを舞台に、
豪華なライダーたちと共に、ヨシさんこと小幡義行氏という
素晴らしい写心家による作品に恵まれ、
このセッションをこういった形でcolorsmagから発信できたことに
本当に心より感謝いたします。
この場を借りて、お力添えいただいたみなさまへありがとうございました。
そして、この記事を最後まで読んでくださった読者のみなさまへ
何よりもありがとうございました。
一生滑走！！！
