前日のセッションを無事に終え前日よりもコンディションが上向きになる予報に期待し一夜を過ごした。
そして迎えた早朝。この時期はさすがに朝の冷え込みが厳しく身にしみる季節だが朝一から西 修二、西 優司、安室 丈とポイントへ向かった。ポイントに到着してみると予報どうり面も落ち着き風の影響も少なく天候に恵まれそこには素晴らしい6ft前後のブレイクが出現していた。今年に入ってなかなかコンディションが決まらなかった時が多かったがこの日のコンディションはかなり整っており今年の中ではまさにTHE DAYのようなグッドコンディションに恵まれた。そしてこの予報にピッタリと標準を合わせた金田 輝士プロが一人真っ先に入水していた。
そしてすぐに西 修二、西 優司、安室 丈もパドルアウトしていった。
その後には前日から引き続き松岡 慧斗、深川 達哉に加えこの日には辻 裕次郎、河谷 佐助、大澤 伸幸、間屋口 峻英がラインナップに集結。まさにこの日の波にふさわしいスペシャルなセッションとなった。そしてライダー達も素晴らしいシークエンスを残していった。今回はそのハイライトなシーンをご覧ください。
今年はまだ潮が多いせいかレフト方向へのボウル状のブレイクは少なくライト方向のセットを狙った安室 丈。 かなり掘れ上がったサイズのあるライトだった。
Joe Azuchi
今回、ここが初チャージとなる西 優司だが二日目にして果敢にこの波を攻めていった。この降るようなテイクオフを見れば彼のチャージの凄さとここの波がどれだけ掘れ上がるかがわかるだろう。一度、タイミングがずれるとこの強烈なリップの餌食となる。
冬のノース入りを前に貴重なレフトもモノにした安室 丈。彼もまたここに通うサーファーの一人になった。ここに通うにつれメキメキここでのサーフィンがパワーアップしている楽しみなヤングガンだ。
二日目にしてここのポジションを上手につかんできた西 修二。ビハインドからディープゾーンへ抜けていく。彼もまたここの波が気に入ったらしく今後ももっと大きなセットでチャージしたいと意気込んでいた。Shuji Nishi
波待ちでは誰よりもアウトで待ち大きなセットを狙っていく松岡プロ。
誰よりも大きな穴を狙いきわどい難しいポジションから波にねじ込むようなテイクオフスタイルはヤバイの一言。ドカ掘れの波に乗らせたら右に出るものはいないであろうというくらいここに集まるプロサーファーの中でも誰もが認ている。ここの波で一番ヤバイ素晴らしいチャージを毎年見せてくれている。
ビッグウェーブといえば関西、そして日本を代表するビッグウェーバーの一人である大阪の金田 輝士プロ。彼もまたここに通うハードコアサーファーでありこの日も誰よりも早く入水し誰よりも長く海に入っていた。彼もまた松岡プロに続きここでのチャージは誰よりも凄まじい。大きなセットが入れば松岡プロかこの金田プロというくらいの突っ込みを見せてくれていたまさにゴールデンボーイである。Kiyoshi Kaneda
四国から宮崎入りする前にタイミングよくここを訪れた辻 裕次郎。数年前の冬は堀口慎平プロと長期滞在しここの波をメイクしまくっていた彼だが今回は数年ぶりにこのポイントを訪れたにもかかわらずこの日の波を当て素晴らしいチャージを何度も見せてくれた。彼もまた四国のリバーマウス同様にここの波の虜になったドカ掘れセットを乗りこなすサーファーの一人だ。Yujiro Tsuji
前日から日本海入りしてこの日の波をモノにした深川 達哉。今回のチャージでも彼の突っ込みは凄いとローカルサーファーでありこのポイントを見守る今井さんが絶賛するほど彼のライディングはこのワイプアウトでもおわかりのように気合が感じられるシーンが多かった。彼もまたここの波の虜でありまた訪れるであろうスペシャルデーにラインナップしているはずだ。Tatsuya Fukagawa
地元、日本海は舞鶴を拠点にいい波を追い求め各地で活躍する間屋口プロ。今年は四国のリバーマウスにも通いつめ素晴らしいショットも残してきた。彼もまたこのポイントが決まればラインナップに現れるここを知り尽くしたベテランサーファーの一人。そんな彼が今回見せたワイプアウトは誰もが危険と恐怖を感じる凄まじいものであった。それだけにドカ掘れセクションの穴を狙う間屋口プロのスタイルと一つタイミングを間違えれば餌食となるここの恐ろしさも教えてくれた。しかしながらここでこのワイプアウトはある意味ベストライディング!?というくらいいつも何かを持っている間屋口プロ。凄まじく恐ろしいワイプアウトシークエンスである。
今回、タイミングよく日本海を訪れていたRASH WETSUITSチームの大澤 伸幸プロ。彼もまた日本海には足を運びいい波をメイクしてきた。コンディションによってはサーフできなポイントだがラッキーにも今回もここでサーフできるチャンスをつかみチャージを繰り返していた。
RASHチームとともに訪れた大阪の河谷 佐助。 彼もまた大阪を代表するスタイルサーファーの一人だ。スムーズ&クイックなライディングや高身長と手足の長さが独特なライディングスタイルで個性的なサーファーでもある。彼もまたここでのチャージはまだまだ数少ないが一度、海に入ればご覧のとうりチャージを繰り返していた。今後がさらに楽しみな関西サーファーの一人だ。
レフトとライトに分かれ同時にバレルを抜けていった辻 裕次郎と安室 丈。四国勢の息のあったライディングの瞬間だ。Joe Azuchi & Yujiro Tsuji
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こうして集まったスペシャルなメンバーによるセッションも午後にはオンシュアの風が強まり波も終わりを告げた。後に今回のライディングのシークエンスも紹介していきたい。
日本海でこの貴重なスペシャルデーを経験できるのは本当にラッキーでありローカルの皆様、そしてここを見守る今井さんあってのスペシャルなセッションである。リスペクトと感謝を込めてまた来るであろうスペシャルデーを楽しみにしたい。