前日のセッションを無事に終え前日よりもコンディションが上向きになる予報に期待し一夜を過ごした。

そして迎えた早朝。この時期はさすがに朝の冷え込みが厳しく身にしみる季節だが朝一から西 修二、西 優司、安室 丈とポイントへ向かった。ポイントに到着してみると予報どうり面も落ち着き風の影響も少なく天候に恵まれそこには素晴らしい6ft前後のブレイクが出現していた。今年に入ってなかなかコンディションが決まらなかった時が多かったがこの日のコンディションはかなり整っており今年の中ではまさにTHE DAYのようなグッドコンディションに恵まれた。そしてこの予報にピッタリと標準を合わせた金田 輝士プロが一人真っ先に入水していた。

そしてすぐに西 修二、西 優司、安室 丈もパドルアウトしていった。

その後には前日から引き続き松岡 慧斗、深川 達哉に加えこの日には辻 裕次郎、河谷 佐助、大澤 伸幸、間屋口 峻英がラインナップに集結。まさにこの日の波にふさわしいスペシャルなセッションとなった。そしてライダー達も素晴らしいシークエンスを残していった。今回はそのハイライトなシーンをご覧ください。

960img_3065

%ef%bc%99%ef%bc%96%ef%bc%90img_2602%ef%bc%99%ef%bc%96%ef%bc%90_mg_8946

今年はまだ潮が多いせいかレフト方向へのボウル状のブレイクは少なくライト方向のセットを狙った安室 丈。 かなり掘れ上がったサイズのあるライトだった。96000001636960000016379600000163896000001639

Joe Azuchi

 

今回、ここが初チャージとなる西 優司だが二日目にして果敢にこの波を攻めていった。この降るようなテイクオフを見れば彼のチャージの凄さとここの波がどれだけ掘れ上がるかがわかるだろう。一度、タイミングがずれるとこの強烈なリップの餌食となる。

960000013439600000134496000001345960000013569600000135396000001361Yuji Nishi

 

冬のノース入りを前に貴重なレフトもモノにした安室 丈。彼もまたここに通うサーファーの一人になった。ここに通うにつれメキメキここでのサーフィンがパワーアップしている楽しみなヤングガンだ。

9600000167496000001675960000016769600000167796000001692960000016509600000173996000001689Joe Azuchi

二日目にしてここのポジションを上手につかんできた西 修二。ビハインドからディープゾーンへ抜けていく。彼もまたここの波が気に入ったらしく今後ももっと大きなセットでチャージしたいと意気込んでいた。960img_2603960000014419600000146596000001466960000014679600000146896000001470Shuji Nishi

 

波待ちでは誰よりもアウトで待ち大きなセットを狙っていく松岡プロ。

誰よりも大きな穴を狙いきわどい難しいポジションから波にねじ込むようなテイクオフスタイルはヤバイの一言。ドカ掘れの波に乗らせたら右に出るものはいないであろうというくらいここに集まるプロサーファーの中でも誰もが認ている。ここの波で一番ヤバイ素晴らしいチャージを毎年見せてくれている。

96000001592960000015939600000159496000001632960000016109600000159896000001613960000016059600000163096000001588Keito Matsuoka

 

ビッグウェーブといえば関西、そして日本を代表するビッグウェーバーの一人である大阪の金田 輝士プロ。彼もまたここに通うハードコアサーファーでありこの日も誰よりも早く入水し誰よりも長く海に入っていた。彼もまた松岡プロに続きここでのチャージは誰よりも凄まじい。大きなセットが入れば松岡プロかこの金田プロというくらいの突っ込みを見せてくれていたまさにゴールデンボーイである。96000001696960000015589600000155996000001575960img_2825960000017349600000173696000001737960000017389600000156596000001567960000015789600000157996000001580Kiyoshi Kaneda

 

四国から宮崎入りする前にタイミングよくここを訪れた辻 裕次郎。数年前の冬は堀口慎平プロと長期滞在しここの波をメイクしまくっていた彼だが今回は数年ぶりにこのポイントを訪れたにもかかわらずこの日の波を当て素晴らしいチャージを何度も見せてくれた。彼もまた四国のリバーマウス同様にここの波の虜になったドカ掘れセットを乗りこなすサーファーの一人だ。960img_269896000001260960000012839600000123296000001259960img_287796000001278960000012999600000128596000001310960000012689600000124196000001303Yujiro Tsuji

 

前日から日本海入りしてこの日の波をモノにした深川 達哉。今回のチャージでも彼の突っ込みは凄いとローカルサーファーでありこのポイントを見守る今井さんが絶賛するほど彼のライディングはこのワイプアウトでもおわかりのように気合が感じられるシーンが多かった。彼もまたここの波の虜でありまた訪れるであろうスペシャルデーにラインナップしているはずだ。960000016939600000136996000001370960000013719600000137296000001373960000013749600000137596000001376960000013779600000139196000001392960000013939600000139496000001395960000013969600000139796000001401960img_3160Tatsuya Fukagawa

 

地元、日本海は舞鶴を拠点にいい波を追い求め各地で活躍する間屋口プロ。今年は四国のリバーマウスにも通いつめ素晴らしいショットも残してきた。彼もまたこのポイントが決まればラインナップに現れるここを知り尽くしたベテランサーファーの一人。そんな彼が今回見せたワイプアウトは誰もが危険と恐怖を感じる凄まじいものであった。それだけにドカ掘れセクションの穴を狙う間屋口プロのスタイルと一つタイミングを間違えれば餌食となるここの恐ろしさも教えてくれた。しかしながらここでこのワイプアウトはある意味ベストライディング!?というくらいいつも何かを持っている間屋口プロ。凄まじく恐ろしいワイプアウトシークエンスである。

96000001413960000014149600000140896000001409960000014109600000141196000001412Takahide Mayaguchi

 

今回、タイミングよく日本海を訪れていたRASH WETSUITSチームの大澤 伸幸プロ。彼もまた日本海には足を運びいい波をメイクしてきた。コンディションによってはサーフできなポイントだがラッキーにも今回もここでサーフできるチャンスをつかみチャージを繰り返していた。

96000001541960000015529600000155496000001553Nobuyuki Osawa

 

96000001709TEAM RASH

RASHチームとともに訪れた大阪の河谷 佐助。 彼もまた大阪を代表するスタイルサーファーの一人だ。スムーズ&クイックなライディングや高身長と手足の長さが独特なライディングスタイルで個性的なサーファーでもある。彼もまたここでのチャージはまだまだ数少ないが一度、海に入ればご覧のとうりチャージを繰り返していた。今後がさらに楽しみな関西サーファーの一人だ。

960000015409600000152396000001489960000014999600000150796000001514960000015279600000151596000001708Sasuke Kawatani

レフトとライトに分かれ同時にバレルを抜けていった辻 裕次郎と安室 丈。四国勢の息のあったライディングの瞬間だ。9600000174296000001743960_mg_910496000001744Joe Azuchi & Yujiro Tsuji

960_mg_9028Eichan

ローカルサーファー御用達のお店 舟多慶 ボリューム満点な塩サバ定食は絶品!

96000001707FUNATAKE

96000001706KANI STAGRAM

 

こうして集まったスペシャルなメンバーによるセッションも午後にはオンシュアの風が強まり波も終わりを告げた。後に今回のライディングのシークエンスも紹介していきたい。

 

960img_2776Rokusan

日本海でこの貴重なスペシャルデーを経験できるのは本当にラッキーでありローカルの皆様、そしてここを見守る今井さんあってのスペシャルなセッションである。リスペクトと感謝を込めてまた来るであろうスペシャルデーを楽しみにしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孝之越智 ”マニア”
中学生時代に海外の音楽、ファッションカルチャーに興味を抱き、その影響で衝撃的なパンクロックと出会い、それからパンクバンドを結成し自身もドラムで活動する傍らカリフォルニアのサーフスケートのパンクシーンの影響を受けスケートボードに目覚める。 スケートパークに通っていくうちに自然とサーファー、スノーボーダーとの出会いが増え、自身もサーフィン、スノーボードにのめり込み日本各地、海外のフィールドを求め海や雪山とリアルなシーンを追い求めていった。 追い求める旅の中で美しい自然やロケーション、音楽、ファッション等の様々な新鮮カルチャーとの出会い、多くの横ノリスト達とライディングセッションを重ねるうちその時にしかない瞬間を残そうと気がつけばカメラを片手にそのリアルな瞬間を切り取るようになった。 現在は関西を拠点にcolorsmag関西支部を担当しながら、メディアや雑誌等でも活躍中。