Movie by WSL. Text by colorsmagyoge.


 

 

 

アメリカ国籍でありながらも日本人プロサーファーとして

初のCT入りを果たしたカノア五十嵐が、

初出場にしてパイプライン・マスターズでファイナル進出を果たし、

またしても歴史に残る偉業を成し遂げ、

日本人サーファーにとっては特別な1日になったに違いない

CT最終戦”BILLABONG PIPE MASTERS”のファイナルデイ。

ファイナルでのカノア五十嵐はいい波を待つ作戦が裏目に出てしまい、

本領を発揮できず非常に残念であったが、ラウンド4のヒート4では

Kelly SlaterとJordy Smithを相手に1位でラウンドアップを果たし、

クォーターファイナルでは限りなく10ptに近い9.93ptをマークして

一騎打ちとなったJordy Smithを粉砕し、さらにセミファイナルでは

Kelly Slaterを相手に残り1分を切ったところでつかんだセットで

チューブをメイクして8.83ptを叩き出して土壇場での大逆転劇を繰り広げるなど

どんな相手であろうと冷静を保ち、波選びはもちろん掴んだ波での

ライディングにおいてもミスなく決めて来るその強い精神力に、

改めて驚かされたと同時に、感動を覚えた素晴らしい1日となった。

そんな興奮冷めやまぬところで、多くのドラマが生まれた

BILLABONG PIPE MASTERSのファイナルデイ・ハイライトをお届け!!

日本人がCT入りを果たし、パイプラインマスターズの檜舞台で

Kelly Slaterを倒すという夢のような話しを

現実にやってのけてくれたカノア五十嵐へ、心からおめでとう!!

そして心から感動をありがとうございました。

Go Kanoa!!!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ