Photos & Movie & Text by colorsmagyoge.
VOLCOMPIPEDAY2 from colorsmag on Vimeo.
現地ハワイ時間の2/3(金)、日本時間の2/4(土)。
4-5ftのクリーンなコンディションに恵まれたバックドアを舞台に、QS3000”VOLCOM PIPE PRO 2017”のコンテストDAY2が行われ、MENSラウンド2の全ヒートに加え、ラウンド3のヒート2までが消化された。
ヒート8には大橋海人とハワイ育ちの日本人ハワイアン喜納海人の2名の日本人選手が同じヒートに組み込まれ、Alonso Correa(PER)、Dylan Goodale(HAW)と対戦。
Kaito Ohashi.
ヒート開始早々、ハワイでのコーチ役でもある松岡慧斗のアドバイス通り、バックドアの波を掴み波と同調したバックサイドグラブレールで6.93ptのグッドスコアをマーク。
その後もリズミカルに波を掴み、バックアップに3.83ptを重ね終始ヒートをリードするが、終了間際に喜納海人がバックドアのセットを掴むと、これが7.30ptのハイスコアとなり逆転1位のポジションへ躍り出ると、見事1位は喜納海人、2位は大橋海人と日本人選手2名がラウンドアップするという理想的な結果となった。
Kaito Kino.
大橋海人、喜納海人のさらなる活躍に期待したい!!
続くヒート11には村上舜が登場。
Shun Murakami.
過去にはVOLCOM PIPE PROでエクセレントスコアをマークし、クォーターファイナル進出を果たした経験を持つ村上舜の活躍に期待が集まったが、数日前に連日続いたストーミー・コンディションのおかげでサンドバーが動き、まるで違う場所のような波と化したパイプ、バックドアの波に翻弄される形となり、ヒートを通していい波を掴むことができず、本領発揮と行くまでもなく残念ながらここで敗退。
日本国内でも世界に通用するスキルと可能性を持つ選手のひとりだけに、大爆発するところが見たかった。
次回の活躍に期待!!
続くヒート12には稲葉玲王が登場。
Miguel Tudela(PER)、Eala Stewart(HAW)、Chris Foster(HAW)を相手にリズミカルに波を掴み、1本目で4.00pt、2本目で5.00ptをまとめ、見事2位でラウンドアップを果たした!!
Reo Inaba.
このヒートにおいても終始安定した安心のサーフィンと試合運びを見せ、フリーサーフィンにおいてもかなり調子良さそうなだけに、今大会におけるさらなる活躍に期待したい!!
ヒート14には日本のキングMarこと大野修聖が登場。
徐々にうねりの向きがノースから西寄りのウエスト・スウェルに変化し始めた時間帯にあたったこのヒートにおいて、それをいち早く察知し、それまでは全くブレイクしていなかったパイプの波を見つけてチューブをメイクするも小ぶりでチューブもショートレンジだったことから2.00ptとスコアを伸ばすことができず、さらに2本目に掴んだバックドアの波でチューブの中を長い間トラベリングするも、出口で痛恨のワイプアウトとなり、スコアも1.73ptにとどまる。
Mar Ohno.
3本目の波では再びパイプの波を掴むも、これもハイスコアにつながらず、悔しくもここで敗退となってしまった。
ラウンド3のヒート1には、出場予定だったJosh Kerrの代わりにオートネで順番待ちだった脇田泰地が出場。
Taichi Wakita.
オートネの順番待ちに関しては、脇田泰地の前に森友二が1番で順番が回って来るはずだったが、「もう今日は自分の順番は回ってこないだろう」と判断したのか、朝からせっかくビーチで待ち続けていたにも関わらず、ラウンド2のヒート14の大野Marのヒートが終わったくらいのタイミングで一度宿泊先へと戻ってしまい、それが森友二にとっては仇となってしまった。
が、しかしその一方で、パイプとはゆかりの深い脇田ファミリーの一員である脇田泰地にとっては棚からぼた餅となり、まさにパイプの神様から脇田泰地への最高の贈り物となったに違いない。
ヒートでの脇田泰地は、エキサイティングしているのがこちら側にも伝わって来るほど生き生きとバックドア、パイプの波にチャージを重ねるも、世界レベルの対戦選手たちのスキルに圧倒される形で敗退となったが、この貴重な経験が今後の大きな糧となることは間違いないだろう。
何れにしてもラッキーながらもパイプの神様に導かれたかのごとくVOLCOM PIPE PRO出場となった脇田泰地、そしてあと少し待っていればこのビッグチャンスを掴むことができた森友二、という形のラウンド3のヒート1となった。
迎えるコンテストDAY3は日本時間の2/5(日)深夜3時前後よりラウンド3のヒート3からスタートする予定!!
果たして、大橋海人、稲葉玲王、喜納海人の活躍はいかに!?
Go Japan!!
LIVEをお見逃しなく!!!