バリのクラマスを会場に開催されたJPSA開幕戦”ムラサキプロ”が日本時間と現地時間の4/14(金)に無事終了となった。
頭オーバーのチューブありなエクセレントコンディションのなか行なわれたMENSファイナルは佐藤魁、バリと日本のハイブリッド和井田理央、大澤伸幸、田中英義による戦い。
ヒート開始早々、大澤伸幸がチューブを交えたライディングで7.25ptをマークし、さらに2本目でもチューブをメイクし8.25ptを叩き出してヒートのリズムをつかんだかに見えたが、和井田理央がつかんだ波の裏のセットの波をつかんだ佐藤魁が、なだれ込むようなテイクオフからグラブレールのチューブをメイクした後、ソリッドなリッピングでフィニッシュするライディングで見事10ptをマーク!
このライディングで一気に1位に躍り出た佐藤魁はさらにリズムよくミドルの形のいい波を掴み、バックサイドのグラブレールからのリッピング2発で9.25ptを叩き出し、トータルスコア19.25ptという驚異的なスコアをマーク!
この佐藤魁の9.25ptの波の裏に入ったセットの波をつかんだ田中英義がパーフェクトなチューブライディングで10ptをマークするも、最後の最後に大澤伸幸に対して痛恨のインターフェアを犯してしまい、4位となってしまったところで試合終了。
大原洋人、村上舜、稲葉玲王、仲村拓久未といった今の日本のサーフシーンを先陣を切って引率する同世代からなるゴールデンエイジのひとりであり、最近ではテラスハウスに出演することでさらにスターダムへとのし上がった佐藤魁が、見事プロキャリア初となる優勝を遂げた!!
おめでとう!!
この佐藤魁の初優勝を受け、佐藤魁を生まれた頃からよく知る実兄の佐藤稜馬は、
優勝おめでとう弟よ!! @guystagrom
苦しんだ時期を知ってるからこそ、
その嬉しさが伝わってくるよ。
やっとこの日が来たー!! #今日は母の誕生日
#みなさんサポートありがとうございました。
#佐藤魁 #JPSA #surf #volcom
そして、そんな佐藤魁をサポートし続けてきたVOLCOMチームのチームマネージャーを務める@Japangooseこと増田義朗は、実の母の誕生日にこの優勝を捧げた佐藤魁の活躍に涙をこらえきれなかった模様。
さらに湘南を拠点とする佐藤魁が幼い頃からサーフィン修行のために毎年通いつめた四国では兄貴的な存在なひとりである生見でサーフショップMoreを経営するプロサーファー一楽弘徳も、弟のような存在である佐藤魁のこの勝利に大喜び!
さらに、同じゴールデンエイジのひとりであり、現在は海を渡ってカリブ海に浮かぶ島バルバドスで開催中のQS3000″Barbados Surf Pro”に参戦中の大原洋人もライブでその様子をチェックし、同級生の仲間でありライバルでもある佐藤魁のこの初優勝を祝しております!
とにかく、全国から祝福の声が聞こえてくる今回の佐藤魁の初優勝、おめでとうございます!
WOMENSのファイナルは川合美乃里、西本萌エミリ、脇田紗良、松田詩野と4名全てが10代の若手選手が顔を揃えたなか、掘れたセクションへのソリッドなリッピングを武器に1本目で8.00pt、4本目の波で9.00ptをマークし、トータルスコア17.00ptを叩き出した川合美乃里が、2016年度グランドチャンプの強さを見せつける形で見事優勝を遂げた!
こちらは、そんな川合美乃里をサポートするストリート系セレクトショップ”CUTBACK”のオーナー、サーフ&スケートボードをハードにこなす高部隆利さんの投稿。
バリと日本のプロサーファーによる親善試合のファイナルは、Nyoman SatriaとDedi Santosoといったバリニーズ2名と、加藤嵐と大野修聖というグランドチャンプ2名の戦い。
加藤嵐の親善試合3連覇に注目が集まるなか、先制攻撃を仕掛けた大野Mar修聖と共に終始ハイスコアに繋がるようないい波をつかめず、バリニーズ2名が着実にスコアを重ねて流れを掴む。
逆転を狙う大野修聖と加藤嵐だったが、最後までいい波を掴むことができず、Dedi Santosoが優勝、Nyoman Satriaが2位、大野Mar修聖が3位、加藤嵐が4位という結果となった。
クラマスというワールドクラスの波を舞台にエキサイティングなサーフィンバトルが繰り広げられたJPSA開幕戦”ムラサキプロ”のさらなる詳細についてはJPSAオフィシャルサイトをチェック!!