Movie by Maneuverline. Text by colorsmagyoge.


 

 

 

サーフィンに欠かせないアイテムのひとつであるサーフワックス。

もしワックスを塗らずにサーフィンをすれば、たとえKelly SlaterやJohn John Florenceのようなワールドチャンプ並みのトッププロサーファーでもツルツル滑ってワイプアウトしまくるのは必至である。

そこで今回は、2020年東京オリンピック強化指定選手であり、日本を代表するトッププロサーファーのひとりである大橋海人が、全国的に水温が変化し始めるこの時期に愛用しているサーフワックスに注目してみた。

「僕が愛用しているのはSEXWAXで、水温が変わるこの時期によく使うのはラベルの赤いWARM(QH5X-RED)です。もっとグリップ力が欲しい時はこのWARMをベースコートとして塗り、その上にオレンジラベルのMID COOL TO WARM(QH 4X-ORANGE)を塗ることが多いです。また地元湘南よりも少し水温が高い場所では、逆に赤ラベルのWARMをベースコートとして塗り、トップコートにブルーラベルのTROPICAL(QH 6X-BLUE)を使います」

 

1970年代前半にカリフォルニアでサーフショップを営んでいたMR.ZOG氏が、その当時たまたまショップの隣のビルで働いていた化学者のNate Skinnerと出会ったことで化学反応を起こし、この世に生み出されたというまさに運命的かつ深いヒストリーを持つSEXWAX。

シーンに合わせて自由に組み合わせることで、あらゆるグリップ力を生み出し、今日もなおサーファーのパフォーマンスを根底から支え続ける。

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ