華やかに見えるプロサーファーの世界。

その中でも世界最高峰のサーファーたちによってワールドチャンプを決めるCTにクオリファイするべく、世界中のトップサーファーたちがしのぎを削るQSを転戦するには、一体年間を通していくらくらいの費用が必要になってくるのか?

2017年は21カ国でQS1000が27戦,QS1500が10戦、QS3000が11戦、QS6000とQS10000が5戦ずつと全58戦ものQSイベントが行われた中、渡航費をはじめ現地での宿泊、レンタカー、食事代、エントリー費、そしてコーチング費用も含め、実際にいくらくらいの費用がかかったのか?

Zeke Lau、Keanu Asing、Willian Cardoso、Wade Carmichael、カノア五十嵐、Jesse MendesといったQSトップ10ランカー数名によるコメントが掲載された記事が世界一のインターネット・サーフィンメディアStab magazineにアップされたのでここにその要約した記事をお届け!

 

2017QSランキング10位 Zeke Lau(HAW) / 年間8戦に参戦

「今シーズンはQSだけで35,000~45,000ドルの費用がかかりました。大きなグループで旅行することで、宿泊代、レンタカー、食事と全てにおいて節約することが可能です。が、その反面、集団行動なので自分のペースは保ちにくいのが難点」

 

2017QSランキング9位 Keanu Asing(HAW)/ 年間15戦に参戦

「全部合わせて考えたら50,000ドルくらいですかね。渡航費、宿泊代、レンタカー、食費ほか日常生活費、もし自分の他にもうひとり誰かを連れて行くと考えたらその2倍かかる。そこまでいくとかなり高価な費用が必要になってくる。去年僕はQS転戦だけで35,000から45,000ドルを費やしました。フランスで優勝できたことでその賞金がかなり役に立ちました。

 

2017QSランキング8位 Willian Cardoso(BRA) / 年間13戦に参戦

まだちゃんと計算してないんだけど、多分25,000ドルくらいだと思う。経費削減のためにグレードの高いQS6000とQS10000だけに的を絞りました。

 

2017QSランキング4位 Wade Carmichael(AUS) / 年間17戦に参戦

去年は50,000ドルは掛かりましたね。今シーズンはシーズンを通して常に2、3人の仲間と一緒にツアーを回ってかなり節約しました。

 

2017QSランキング3位 カノア五十嵐(USA) / 年間11戦に参戦

今年はQSには全戦出ませんでしたが、それでも30,000ドル、いやたぶんコーチング代も含めたら40,000ドルくらいは掛かりました。

実際にQSを回るのなら、本当にやる気があれば25,000ドルくらいまで抑えることはできると思いますが、実際は60,000ドルくらいはかかってしまうこともあるし、いずれにしても安い金額ではないですね。

 

2017QSランキング2位 Jesse Mendes(BRA) / 年間13戦に参戦

旅費と諸経費で33,000ドルは使ったと思います。それに加えて賞金の10%をコーチに渡してます。ほとんどの人が年間35,000ドル前後は平均的にかかっていると思います。

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ