Movie by RIPCURL. Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

日本時間の2/28(水)。

CTサーファー歴17年間、3×ワールドチャンプ、22回の優勝経験を持つMick Fanningが、オーストラリアのベルズビーチを会場に3/28(水)から4/8(日)を開催期間とするCT第2戦”RIP CURL PRO BELLS BEACH”を最後のイベントに引退を表明した。

 

2001年にベルズビーチで開催されたRIP CURL PROにワイルドカードを得て出場し、弱冠19歳にして優勝を果たしたことを皮切りに、2007年にブラジルで行われたHANG LOOSE SANTA CATARINA PROで優勝を決めると同時に自身初となるワールドタイトルを獲得。

2009年にはCT最終戦となるBILLABONG PIPE MASTERSでの優勝で2度目のワールドタイトルを決定付け、さらに2013年も2009年に引き続きCT最終戦のBILLABONG PIPE MASTERSでの優勝で3度目のワールドタイトルを獲得した。

2015年には南アフリカのJ BAYで行われたJ BAY OPENでまさかのシャークアッタクに遭遇して九死に一生を得たり、RIP CURL SEARCHでスケルトンベイを鏡写しにしたかのような未開のレギュラーをスコアしたり、世界初となるオーロラの下で波にも乗り、ここには書ききれないくらいたくさん、本当に長期に渡り世界中のサーフィンファンたちを魅了し続けてきたMick Fanningだけに今回の引退表明は惜しまれてやまない。

 

“It’s time. I’ve decided the Rip Curl Pro Bells Beach will be my last event as a full-time competitor on the World Surf League Championship Tour. The tour has given me so much but I need a fresh challenge.

“I still love the game but can’t find the motivation and dedication required to compete for World Titles anymore. 
My time on tour has been incredibly rewarding and I have so many amazing memories, all of which wouldn’t be possible without some very special people…
My Mum, Dad, Sister and Brothers. I love you.


“My sponsors that have stood by me and continue to back my goals.
My shaper Darren Handley and his entire team for the care and hard work they put into every single one of my boards.
My fellow competitors on tour, you are like brothers and sisters to me.
 My very tight support crew that have been there in good and tough times, thank you for always being honest with me. And thanks to the fans and everyone that has encouraged me and cheered me on for all these years.(Souce:stab magazine

「時が来ました。WSLのCTにおけるフルタイム・コンペティターとしてはCT第2戦”RIP CURL PRO BELLS BEACH”を最後のイベントとすることを決意しました。ツアーでの経験はとても多くのことを与えてくれましたが、新たな挑戦の時を迎えました。まだコンテストのことは大好きですが、現状としてこれ以上ワールドタイトルを狙う情熱を見出すことができません。数え切れないほど多くの思い出を刻んだツアーでの経験は本当に素晴らしいものでした。それはすべて特別な人たちがいてくれたからです。お母さん、お父さん、兄弟、みんな本当に愛してます。そして自分をずっとサポートし続けてくれたスポンサー、シェイパーのDarren Handleyとそのチームのみんな、ツアーを共にした仲間、あなたたちはみんな兄弟みたいなものです。いい時も悪い時もそばで誠実にいてくれる身近な仲間たち、いつも励ましてくれたファンのみなさま、今まで本当に応援ありがとうございました」

 

引退表明に際してそうコメントを残したMick Fanningだが、これからも自分のホームであるゴールドコーストで開催されるイベントや自分のキャリアの始まりのきっかけとなり、キャリア最後の場所としても決めたRIP CURL PRO BELLS BEACHには出場する模様。

2018年のRIP CURL PRO BELLS BEACH以降はCTからフルタイムでMick Fanningの姿を見れなくなってしまうので残念でならないが、その後もスペシャルなタイミングのみとなるがその活躍を見ることができるはずなので、その日を楽しみにしたい!

とにもかくにも、ゴールドコーストで開催予定のCT開幕戦”QUIKSILVER PRO”とCT第2戦”RIP CURL PRO”での活躍に期待したい!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ