Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

QS3000″Pro Santa Cruz 2018″Final Day Highlight.

 

日本時間と現地時間の4/28(土)。

ポルトガルで開催されたWSL QS3000”Pro Santa Cruz pres. by OAKLEY”は大会最終日を迎え、オーバーヘッドのトリッキーなコンディションの中、ラウンド6からファイナルまでを消化。

ラウンド6のヒート3では後半戦まで3位のポジションと苦戦を強いられたカノア五十嵐だったが、試合終了間際に逆転に必要なスコア3.02ptを上回る4.50ptをマークし、1位のVictor Bernardoに次いで見事2位でラウンドアップ!

 

迎えたクォーターファイナルのヒート4ではオーストラリア出身の元CTサーファーRyan Callinanを相手に後半戦までリードを許すも、じっくりといい波を待ち続けて迎えた後半戦に掴んだレギュラーの波でまさかのエア180°からのレイバックをメイク!!

これが見事7.00ptとなり、またしても大逆転を果たしてセミファイナルへと駒を進める!!

 

セミファイナルのヒート2では、ラウンド6で対戦し、1位の座を許したVictor Bernardoと再び対戦。

1本目に掴んだレギュラーの波で8.50ptのエクセレントスコアを叩き出して流れを掴むと、2本目の波でバックアップとなる5.07ptをマーク。

圧倒的な強さを見せつけ、見事ラウンド6のリベンジを果たしてファイナル進出を果たした!

 

迎えたファイナルでは、スペイン出身のAritz Aranburuとの一騎打ちとなり、落ち着いた試合運びをみせ、2本目の波で7.83pt、4本目の波では6.00ptをスコア。

まさに相手に付け入る隙を見せないサーフィンで見事今シーズン初となるQSでの優勝を決めた!!

おめでとう!!

Kanoa Igarashi, Winner of QS3000″Pro Santa Cruz pres by OAKLEY”

 

「天候が変化するのはわかっていたので、ストームがくる前に波を掴みたいと思ってました。」カノア五十嵐は言った。「あの2本の波を掴んで優勝することができて本当に最高です。ポルトガルは一番大好きな場所なので、この瞬間をそんなポルトガルで、友達と分かち合うことができて本当に嬉しいです。」

ラウンド6では危うくギリギリでラウンドアップを果たしたカノア五十嵐だったが、それ以降のクォーターファイナル、セミファイナル、ファイナルまでそれぞれのラウンドでのハイエスト・トータルスコアをマーク。

今のところCTランキング24位に着けているが、今回の結果が今後迎える残りのシーズンにおけるカノアにとっての起爆剤となるに違いないだろう。

「これからFounders Cupに出場するためにカリフォルニアへ戻ることにとてもエキサイトしています。日本を代表してワールドチームの一員として、本当に面白いコンテストになると確信しています。今回の優勝で勢いもついたと思います」

 

カリフォルニアのレモーにあるKelly Slaterによる人口波”Surf Ranch”を舞台に、5/5(土)と5/6(日)の2日間に渡って開催予定のWSL主催”Founders Cup”でのカノア五十嵐の活躍に期待したい!!

Go Kanoa!!!

Go Japan!!!!!

さらなる詳細はWSLオフィシャルサイト内、QS3000″Pro Santa Cruz pres by OAKLEY”特設ページをチェック!!

 

>>QS3000″Pro Santa Cruz pres by OAKLEY”特設ページ

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ