Movie by WSL. Text by colorsmagyoge.
ブラジルで開催中のCT第4戦”Oi RIo Pro”は現地時間の5/16(水)にWOMENSファイナルまでとMENSラウンド4の全ヒートを消化。
注目の日本代表選手カノア五十嵐はラウンド4のヒート2でJulian Wilson(AUS)とKolohe Andino(USA)と対戦。
日本とアメリカとオーストラリア各国を代表するトップ選手が戦う注目のこのヒートにおいて、先手をとったKolohe Andinoが前半に6.00ptと4.67ptをマークしてリードを図る中、プライオリティーを持つJulian Wilsonがカノア五十嵐の掴んだ2本目の波にテイクオフしてソリッドなバックサイド・リップを連発すると7.00ptのハイスコアを叩き出し、早くもペースはJulian、Koloheに。
逆転を狙うカノアが3本目にセットの波を掴むも、トリッキーなインサイドセクションに手こずり、5.60ptといまひとつスコアを伸ばせず、さらに5,73ptでバックアップをまとめるJulian Wilsonと先手必勝の作戦が功を奏したKolohe Andinoの2名に軍配が上がってしまった。
ラウンド3では落ち着いた試合運びとその強さを見せ、CT開幕戦から絶好調だったカリフォルニア出身の大型ルーキーGriffin Colapinto(USA)の勢いに歯止めをかけたカノア五十嵐だったが、惜しくもその快進撃もここまでとなってしまった。
しかし、昨年のように後半戦に強いカノア五十嵐、次回の活躍に期待したい!!
さらにMENSで注目すべきはラウンド4のヒート1でFilipe Toledo(BRA)が披露したバックサイド・フルローテーションエア1発での10ptライド。
ラウンド3でJohn John Florenceが叩き出した9.80ptと同様、1発のビッグエアでのビッグスコアとなり、母国ブラジルでこの日1番の見せ場を作った!
その一方で3度目のワールドタイトルを狙うJohn John Florence(HAW)がラウンド4のヒート4でスーパールーキーYago Dora(BRA)とパワフルなカーヴィングを得意とするWade Carmichael(AUS)を相手にここで敗北を喫するという大波乱も起きる。
この日ファイナルまで行われたWOMENSでは、オンショアの影響を受けたコンディションの中、この時点でCTランキング1位のポジションで今シーズン7度目のワールドタイトルを狙うStephanie GilmoreとCTランキング2位のLakey Petersonが対戦。
いい波が少なく、両選手ともに思うようにスコアを伸ばせない中、Stepanie Gilmoreが5本目に掴んだレギュラーの波でレイバックを最後にメイクして6.43ptをスコア!
それが決め手となり、Stephanie Gilmoreが今季2勝目を挙げたと同時に、7度目のワールドタイトルを射程距離内に納めた!
迎えるコンテストDAY6は、残るMENSクォーターファイナルからスタートする予定。
ブラジルとの時差は日本時間よりマイナス12時間。
日本時間の5/17(木)の18:45にはネクストコールが発表され、波のコンディションが十分であればコンテストはスタートとなることが予想される。
果たして、注目のこの1戦で優勝を勝ち獲るのは誰なのか!?
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