Photos by yasushi photos. Text by colorsmagyoge.

 

5/27(日)。

腰前後のスモールコンディションとなった千葉県長生郡一宮町の志田下こと釣ケ崎海岸にてWOMENS QS1000”GOTCHA ICHINOMIYA CHIBA OPEN”と、12歳以下のキッズサーファーを対象としたSuper Kids Challengeのセミファイナルからファイナルまでが行われた。

WOMENSファイナルは、タヒチのKarelle Poppke(PYF)と松田詩野の対戦。

WOMENS QS1000 2nd, Karelle Poppke.

 

いい波が非常に少ないコンディションの中、クォーターファイナルでは前田マヒナを、セミファイナルでは橋本恋に勝つ決め手となった会場右側に入るレギュラーのセットを狙う松田詩野。

Karelle Poppkeがいい波をつかむべく、右へ左へポジションを変えながら波に乗りまくる中、松田詩野が5本目につかんだ波でソリッドなバックサイド・リップを2連発入れると、このライディングが8.57ptのエクセレントスコアをマーク!!


WOMENS QS1000 Winner, Shino Matsuda.

 

さらにヒート終盤につかんだ7本目の波で5.27ptとバックアップスコアを伸ばしたところでトータルスコア13.84ptを叩き出し、並みいる強豪を相手に、弱冠15歳の松田詩野が見事優勝を飾った!!

おめでとう!!


WOMENS QS1000 3rd, Ren Hashimoto.


WOMENS QS1000 3rd, Hinako Kurokawa.

 

続いて行われたSuper Kids Challengeのファイナルは岩見天獅と長沢侑磨の対戦。

長沢侑磨が会場中央で掴んだ3本目の波で4.63ptをマークすると、普段から志田下を自らの練習場としている岩見天獅は2本目の波で5.93pt、さらに5本目の波で7.60ptのハイスコアを重ね、ヒート前半からリードをはかる。


Super Kids Challenge 2nd, Yuma Nagasawa.

 

さらに会場右側からセットの波を掴むと、1発目にフィンズフリーリップ、2発目に切れ味鋭いリエントリーを決めるとこの波が9.50ptのエクセレントスコアをマーク!


Super Kids Challenge winner, Tenshi Iwami.

 

逆転を狙う長沢侑磨も8本目で7.10pt、9本目の波で5.50ptとヒート後半に激しい追い上げをみせるもあと一歩及ばず、岩見天獅が初開催となった志田下でのSuper Kids Challengeを制した!

おめでとう!!


Tenshi Iwami.

 


Super Kids Challenge 3rd, Ikko Watanabe.


Super Kids Challenge 3rd, Riku Matsumoto.

 

WOMENS QS1000、Super Kids Challengeが終了した後は、WOMENS選手によるエキシビジョン、MENS選手によるエアショーが開催。

WOMENSエキシビジョンは見事なハックを魅せた弱冠14歳の中塩佳那が、MENSエアショーはパワーのない腰前後の波で高さのあるエアリバースを披露したHeitor Alves(BRA)が優勝を飾った!


WOMENS Hack Show.


Air Show winner, Heitor Alves.

 

今大会が始まる直前に両親を亡くした悲しみを胸に、MENS QS6000を制したRyan Callinan、10ptをマークしたうえ準優勝を飾り、今大会を大いに盛り上げたSeth Monizと、世界トップレベルのサーフィンが繰り広げられた熱い一週間。

非常に多くのギャラリーが押し寄せた中、今シーズン最大級となるWSL主催の世界大会”ICHINOMIYA CHIBA OPEN”は無事に幕を閉じた。

来シーズンもさらにパワーアップしていく予定の”ICHINOMIYA CHIBA OPEN”から目が離せない!!

さらなる詳細は下記リンクをチェック!!

 

>>MENS QS6000″GOTCHA ICHINOMIYA CHIBA OPEN”

>>WOMENS QS1000″GOTCHA ICHINOMIYA CHIBA OPEN”

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ