コンテストDAY2の早朝の仙台新港は、まさかのどフラット状態。コンテストは波がブレイクしてくる潮回りを待ってスタートとなった。フラットの海を見て漠然としたに違いない左から浜村海斗、村田嵐、大音凛太、浦山斗希。Kaito Hamamura, Arashi Murata, Rinta Ooto, Toki Urayama.

Photos by yasushi photos. Text by colorsmagyoge.

 

 

10fyオーバーのサイズでもホールドしてしまう日本一のビーチブレイクとして知られる仙台新港を舞台に、11/4(日)まで開催中のJPSA最終戦”仙台プロ”!

コンテストDAY2となった11/2(金)は、プロトライアル・ラウンドが行われたコンテスト初日よりもさらにサイズダウンした膝前後の厳しいコンディションとなり、プロトライアル・ラウンドの残りのヒートを消化後、台風の影響で延期となっていたJPSA第3戦”田原オープン”の残りのヒートを消化。

MENSのクォーターファイナル、WOMENSのセミファイナルが無事終了となり、残るはMENSのセミファイナルとWOMENSのファイナルのみとなっている。

 

今のところ開催期間中に波が上がる可能性は低いため、波のコンディションは期待できそうもないが、3×グランドチャンプ獲得の可能性を秘めた加藤嵐、2度目のグランドチャンピオンの可能性を秘めた辻裕次郎と大澤伸幸、初のグランドチャンプ獲得の可能性を秘めた高橋健人と河谷佐助たちのグランドチャンピオン争いの行方はいかに!?

そんな流れの中、コンテストDAY1とDAY2の模様をyasushi photosギャラリーでお届け!!

コンテストDAY1に行われたプロトライアル・ラウンドで見事トータルスコア12.15ptを叩き出し、晴れてプロ資格を獲得した種子島出身の須田喬士郎。日本を代表するWOMENSプロサーファーのひとりである須田那月の実弟でもある彼が来シーズンどんな活躍を見せてくれるのかが楽しみでならない!!須田喬士郎プロ、おめでとう!!Kyoshiro Suda.

 

 

現在JPSAランキング1位の加藤嵐と2位の辻裕次郎。Bewetチームのチームメイトであり、年齢の差を超え、まるで兄弟のように仲が良く、ツアーも一緒に転戦しているこの2名が巻き起こす今シーズン最高級のドラマに注目が集まる。本日コンテストDAY2に行われた田原プロの残りのヒートでは、2名ともクォーターファイナルで敗退。仙台プロでの快進撃に期待したい!Above : Yujiro Tsuji. Below : Arashi Kato.

 

地元千葉で開催されたJPSA第7戦”CHIBA ICHINOMIYA PRO”で見事初優勝を果たした高橋健人。大原洋人、大橋海人、村上舜、稲葉玲王といった海外のQS転戦組が参戦した普段以上にハイレベルな戦いの中での優勝は、自信につながる価値ある一勝となったに違いないだろう。田原プロではセミファイナルへ進出中。その後に開催予定のJPSA最終戦”仙台プロ”での快進撃にも期待!!Kent Takahashi.

 

種子島のJPSA終了後の練習中に足に怪我を負ってしまい、不完全な状態で挑んだ千葉でのJPSA第7戦では本人の思うような結果を残すことができなかったが、11/2(金)のコンテストDAY2に行われた田原プロでは見事セミファイナル進出。田原プロはもちろん、怪我も完治に近い状態で迎えた仙台プロにおいても、感動的な優勝を果たした茨城でのJPSA同様、大爆発してくれることに期待!Nobuyuki Osawa.

 

美人プロサーファー宮坂麻衣子はコンテストDAY2に行われた田原プロでセミファイナルを勝ち上がり、見事ファイナルへ進出!優勝できる力を十分に持った実力派な彼女が表彰台で優勝トロフィーを天高く掲げる姿が見たい!!Go Maiko!! Maiko Miyasaka.

 

波はないが気持ちのいい晴天に恵まれた仙台新港。左から鈴木姫七、大澤伸幸の妹に当たる大澤宥南、西元エミリー。Himena Suzuki, Yuna Osawa, Emily Nishimoto.

 

極度な小波であっても太いカーヴィングをねじ込む日本が世界に誇るキングMarこと大野修聖。田原プロではセミファイナルへ駒を進めている。どんな波であっても、Marのサーフィンには他のプロサーファーたちが決して持ち合わせていない光り輝くものがある。Masatoshi”Mar”Ohno.

 

天才的なサーフセンスを生まれ持つ日本指折りのサーフスター田中英義。ここ数年は陸にいるときのギャグセンスもかなりハイレベルで、まさにJPSA切っての水陸両用エンターテイナーと言って過言ではない存在。千葉で行われたJPSAでは見事準優勝を果たし、本日行われた田原プロではセミファイナルへと進出中。さらなる快進撃に期待したい!!Hideyoshi Tanaka.

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ