Photos by ISA. Text by colorsmagyoge.
カリフォルニアのハンティントンビーチを会場に開催されていたISA World Junior Surfing Gamesは、現地時間の11/4(日)に大会最終日が行われ、各クラスのラウンド6とリパチャージ・ラウンド10に加えファイナルまでを消化。
Girls U-16のラウンド6ではスペイン代表のLucia Machadoが1位、脇田紗良が2位でファイナル進出を果たした中、3位となった松田詩野はリパチャージ・ラウンド10へ。
Sara Wakita.
ここで負けたら後がない状況の中、そのプレッシャーをはねのけるかのごとく素晴らしいライディングを魅せた松田詩野は、トータルスコア15.17ptを叩き出して見事トップでファイナル進出を果たす!
Shino Matsuda.
ファイナルではアメリカ代表のCailtin Simmersがトータルスコア17.10ptという驚異的なスコアをマーク。
日本の脇田紗良と松田詩野も最後の最後まで逆転を狙って全力を尽くすが後一歩及ばず、松田詩野が銀メダル、脇田紗良が銅メダルを獲得となった。
Girls U-16.
Boys U-16ではリパチャージ・ラウンド10に出場となった伊東李安琉が2位ながらも見事ファイナルへと進出!
Riaru Ito.
Levi SlawsonとKade Matsonといった2名のアメリカ代表選手に加え、金メダルを獲得することとなったオーストラリア代表のGrayson Hinrichsを相手にさらなる快進撃が期待された中、ここではいい波をつかむことができず4位で今大会をフィニッシュとなった。
Boys U-16.
さらにGirls U-18では野中美波がラウンド6を2位で勝ち上がり、迎えたファイナルではドイツ代表のRachel Presti、Summer MacedoとKeala Tomoda Bannertといったハワイ代表選手2名と対戦。
Minami Nonaka.
ここではハワイ代表選手のどちらかが強敵となるかと思われたが、まさにダークホース、ドイツ代表のRachel Prestiがダントツのサーフィンを魅せ、野中美波は銅メダル獲得で今大会を終えた。
Girls U-18.
Boys U-18のラウンド6では安室丈と上山キアヌの2名がロシア代表のLuke John Slijpenとアメリカ代表のTaro Watanabeと対戦。
トータルスコア14.60ptで2位のポジションでファイナルへと駒を進めた安室丈に対し、思うようなライディングを魅せることができなかった上山キアヌは、悔しくもリパチャージ・ラウンド10へ。
Joe Azuchi.
アメリカ代表のTaro WatanabeとCole Houshmand、ペルー代表のJhonny Guerreroを相手に苦戦をしいられながらも、3位のJhonny Guerreroとの差わずか0.07ptで上山キアヌが2位でファイナルへと進出!
Keanu Kamiyama.
迎えたファイナルでは持ち前のダイナミックかつ切れ味鋭いスピーディーなライディングを連発し、同じ日本代表選手で昨年の金メダリストである安室丈と共にスコアを重ねた上山キアヌが、安室丈との差わずか0.23ptで見事優勝を決めて金メダルを獲得!!
準優勝となった安室丈が銀メダルを獲得することとなった。
Boys U-18.
国別総合順位では、僅差でリードされていたアメリカに逆転を果たし、伊良湖でのISA World Surfing Games同様、国別総合で金メダルを獲得!
個人で上山キアヌが金、安室丈が銀、野中美波が銅、伊東李安琉が4位、松田詩野が銀、脇田紗良が銅、さらには国別総合での金メダルを合わせると合計7つのメダルを日本に持ち帰ることとなった。
自由の国アメリカのカリフォルニアを代表する世界指折りのサーフタウン、ハンティントンビーチに響き渡った日本の国歌”君が代”。アウェイで掴んだ今回の国別総合金メダルは、今後も日本のサーフシーン、いや世界のサーフシーンで語り継がれていくに違いないだろう歴史的瞬間。
まさにISA World Junior Surfing Gamesという世界的大舞台において素晴らしい結果を残してくれた波乗りジャパンのメンバーたちにこの場を借りて改めて、感動をありがとう。
本イベントのハイライト映像、ハイライト写真集は後ほどお伝えさせて頂く予定。
さらなる詳細については下記リンクよりISAオフィシャルサイトをチェック!!
Go Japan!!!
>>ISA World Junior Surfing Games大会最終日リプレイ