Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.
世界指折りのビッグウェイブで知られるポルトガルのナザレを舞台に、現地時間と日本時間の11/16(金)、WSL主催のBWT(ビッグウェイブツアー)”NAZARE CHALLENGE”が無事終了となった。
20ftオーバーの巨大なナザレの波を制したのは南アフリカのダーバン出身の2×ビッグウェイブ・ワールドチャンピオンGrant”Twiggy”Baker!!
ファイナルでは昨年の覇者であるLucas Chiancaとセミファイナルでクレイジーなチューブを魅せたNatxo Gonzalezがリードを図る中、研ぎ澄まされた波選びとソリッドなテイクオフをフロントサイドで7.70pt、バックサイドで8.67ptをマークし、見事、自身初となるナザレでの優勝を飾った。
大会当日の早朝はグラッシーな25-40ftのコンディション。
ハイタイドからロータイドに向かうにつれて35-40ftとさらにサイズアップを果たし、コンディションは徐々にハードなものとなったことから、BWTコミッショナーのMike Parsonsは、優勝者には10%アップのツアーポイントが与えられるシルバー・コエフィシエントに本イベントを指定。
まさにモンスター級の波を相手とする本ビッグウェイブツアーでは、6人ヒートの上位3名がラウンドアップ、ベスト2ウェイブでベストスコアを2倍にし、そのトータルスコアで勝敗を競い合うというCTやQS、またはISAとも違うBWT特有のヒート形式を採用しているのも特筆すべき点だ。
「信じられません、夢のようです。」Grant Bakerは言った。「みんな本当にハードにチャージした中で、自分が勝てたことが信じられません。あの8.67ptの波は、ずっと狙って待っていた波でした。それが目の前に入ってきて、最終的にはスーパーレイト・テイクオフになりましたが、本当にクレイジーなビッグセクションでした。パーフェクト・ナザレでパーフェクト・デイ、本当に最高な1日です。Lucasはもちろん、セミファイナルであの狂った巨大バレルをメイクしたNatxo Gonzalezにも勝つことができたなんて、本当に今回ラッキーでした。」
とコメント。
2013年と2016年のワールドチャンピオンは、今度はナザレを制したことであらゆるコンディションにおいてもライドできるビッグウェイバーとしてさらに認められることとなった。
2018/2019 Nazaré Challenge Final Results:
1 – Grant Baker (ZAF) 25.04
2 – Lucas Chianca (BRA) 23.31
3 – Natxo Gonzalez (EUK) 22.71
4 – Alex Botelho (PRT) 22.06
5 – Joao De Macedo (PRT) 20.87
6 – Russell Bierke (AUS) 18.89
昨年の本イベントを遥かに上回る素晴らしいコンディションに恵まれ、もう波が大き過ぎて、同じサーフィンとは思えないほどエクストリームなライディングが連発された今回のBWT”NAZARE CHALLENGE”!
さらなる詳細、およびライブをお見逃しの方は、現在WSLオフィシャルサイト内で試合の一部始終が収録されたリプレイが視聴可能。
下記リンクをチェック!!
>>WSLオフィシャルサイト内
NAZARE CHALLENGE特設ページ