Photos & Text by colorsmagyoge.

 

大震災、大津波、そして恐ろしい原発事故を巻き起こした

東日本大震災からおよそ2年。

colorsmagは仙台を代表するトップサーファー松岡慧斗と共に

仙台へ向った。

その目的は、

久しぶりとなる東北の仲間たちの顔を見に行くため。

 

3/8(金)の午後に湘南を出発したcolorsmag号は、

その日の夜中、仙台に到着。

翌日の3/9(土)は、

仙台出身の越後将平くんのお父さんである

越後さんが仙台新港の近くに

かつて荒浜にあったBARE FOOT SURFを

リニューアルオープンさせることとなっており、

そのオープニング・パーティーまでに少し時間があったので

松岡慧斗と共に、

慧斗とゆかりの深い仙台新港をチェックしに。


Keito Matsuoka @ Sendai Shinko.

 

波はヒザモモといったスモールコンディション。

極寒なうえ波も小さ過ぎて、

とてもサーフィンという感じではなかったので

実際にここではサーフィンをしなかったが、

津波で形が変化してしまったビーチには

いまだ津波の被害の傷痕が、

ところどころに残っていた。


@Sendai Shinko.

 

仙台新港を後にすると、

一行は

松岡慧斗と共に

このエリアを代表するプロサーファーとして知られる

小嶋翼、小嶋海生、そしてその兄で

トップサーファーである長男大地といった

小嶋兄弟に会いに、

長男の小嶋大地がオーナーをつとめる

サーフショップ“SHOCKER’Z ROBBY SURF STORE”へ


Daichi & Kai Ojima Bra & Keito Matsuoka @ SHOCKER’S ROBBY.

 

お店に到着すると

colorsmagがHAWAII 2013の取材中に

パイプで左足首を骨折してしまった小嶋海生と、

長男の小嶋大地が一向の来訪を待っていてくれた。

サーフショップ“SHOCKER’Z ROBBY SURF STORE”は、

仙台市内に店舗を構えていたが、

津波の被害によってお店が流されてしまい

現在は塩竈にある自宅を改装して営業を行なっている。

この日は残念ながら次男の翼に会うことができなかったが、

大地と海生の元気な笑顔を見ることができて最高だった。


Kai Ojima.

 

これは余談だが、この小嶋兄弟の大地と海生の2名、

実はまったく同じ日に怪我をしたらしい。

ハワイのパイプで海生が足首を骨折した日、

大地は遠く海を渡った日本でトレーラーに突っ込まれて

車が横転するという大事故に見舞われ、

現在首の療養中である。

双子の兄弟に稀に見られるような

科学では説明できないこういった奇妙な現象が、

まさにこの小嶋兄弟にも降り掛かり、

血のつながりの不思議を感じずにはいられなかった。

 

そろそろ越後将平くんのBARE FOOT SURFへ向おうかと

colorsmag号に乗り込み、エンジンをかけてみると

なぜかエンジンがかからない。


F@cked colorsmag-gou up. 

 

まさかのバッテリーが上がってしまい、

大地の車からバッテリーを分けてもらって、ひとまず一段落。

「ありがとう!小嶋ブラ!!」

旅にハプニングはつきものだが、

また車が止まるのではないかという一末の不安を抱えながらも、

一行は一路、BARE FOOT SURFへ。

 

津波の被害が大きかった荒浜エリアにお店を構えていた

BARE FOOT SURFは、この度、仙台新港エリアに移転し、

リニューアルオープンを果たした。

おめでとうございます!!


Keito & Shouhei & Oka-san & Echigo-san &  Ryoji-kun @ New BARE FOOT SURF.

 

越後将平くんのお父さんは

仙台新港でのサーフィンを開拓したひとりとして知られる

このエリアを代表するレジェンド・サーファー。

そのこともあって、このリニューアルに合わせ、

こちらもまた業界を代表するレジェンドのひとりである

RASH wetsuitsのDA BOSS、岡さんに加え、

COREフォームやLSD、NGRなどの営業マンであるリョウジくんも

現場に駆けつけて来ていた。

新しいBARE FOOT SURFでは

BARE FOOT CAFEも同時に営業し、

そこでは美味しい海南チキンプレートやコーヒー、

もちろん海上がりのビールも取り扱う予定。

 

仙台新港でサーフィンを堪能した際にはぜひお立ち寄りください!

この看板が目印となっております!!

 

一行はそのままの流れで、今度は仙台市内で行なわれる

BARE FOOT SURFのオープン記念パーティーへ。

 

夜の街へ出てみると、

そこはまたもの凄いパワーで満ちあふれていた。

実際には復興までの道のりはまだまだ遠いのだろうが、

「震災前よりも遥かに人が増えた。震災前の休日並みの人出が、いまの平日の人出と同じくらいですね」

という松岡慧斗の言葉通り、

やはり街には逆境に負けんとする人たちのパワーで満ちあふれており、

そのパワーは関東エリアの被災していない街とはまた違った、

むしろ、それをさらに上回るような活気で満ちあふれていた。

ネガティブをポジティブに変えて行く人間の強さを感じた。

 

BARE FOOT SURFのパーティー会場に着くと

荒浜のローカルの方たちがお酒を酌み交わしていた。

 

めでたい酒宴に混じり、ローカルの方たちとお話をしていると

ローカルの方たちが未だ抱える問題に直面することとなった。

津波の被害が大きく、まだまだ復興の目処もつかない

荒浜エリアでは、

果たして、

そんな状況なかでサーフィンを楽しんでいいのか

という思いを抱えながら、

或いは、

海の放射能汚染に対する心配を抱えながら

まだまだ震災前のように

100%サーフィンを楽しむことはできていないことを

痛感したのだった。

津波や震災の被害は

時間の経過と共に復興の目処がついたとしても

やはり放射能汚染の問題はそう簡単ではなく、

むしろ日本全国レベルで深刻に考えていかなくてはならない

大きな問題であることは、3.11以来何も変わっていないのである。

 

しかし、それでも前に進んで行かなくてはならない。

やったことの尻拭いもできず、知らん顔を貫き通す

無責任な国と東電の対応に、

どんな大きな問題とも共存していくしかないのが

我々国民たちに課せられた現実である。

 

深刻な話しになってしまってしまったが、

とにかく、BARE FOOT SURFリニューアルオープン、

おめでとうございます!!

 

Big up!! 越後ファミリー!

Big up!! 東北の仲間たち!!!

何があっても

一生滑走!

 

※3/10(日)、3/11(月)2:46pmはOCEAN BLUE DAY!東日本大震災の犠牲になられた方々へ心を込め、黙祷しご冥福を祈りたいと思います。

>>OCEAN BLUE DAY

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ