Photos & Text by colorsmagyoge.

 

WSLによって今シーズンからCT戦と同会場でスポット同時開催されることとなったスペシャル・エアショー”RedBull Airborne”において数少ない招待選手のひとりとしてその実力を認められる世界的エアリストであり、プロスケーターでプロサーファーという天才的才能を持つハワイ出身の弱冠21歳のKalani Davidが、世界一流シェイパーとして知られるEric Arakawaと共に来日!

来日初日となる4/14(日)は、この日HICストアでEric ArakawaのArakawa surfboardsの来日オーダー会が開催された中、朝はHICストア前の海でKalani Davidを中心に、プロサーファーの加瀬優をはじめ、松永大輝、松永莉奈、松永健新、そして種子島出身の注目の若手、日高涼太たちによってモーニングセッションとなった。

どんなユーザーに対してもその人にあった最高のボードをシェイプすること。技術と経験、知識だけでなく、その情熱こそが世界一流シェイパーEric Arakawaの根底にあり続けるものに違いない。4/19(金)には静岡のJackにKalani Davidと共にショーアップする予定。Andy Ironsが最も厚い信頼を寄せた世界一流シェイパーEric Arakawaと実際にあって希望すればスペシャルなカスタムオーダーまで可能なこのビッグチャンスをお見逃しなく!!Eric Arakawa.

 

この日はあまりの水の冷たさに、さすがに2mmのジャーフルでは耐えきることができず、わずか1時間足らずで数本乗って海から上がってしまったKalani Davidだったが、本当に軽くリップしているような力の抜けた感じでサラリと難易度の高い技を決めてくるその世界レベルのサーフィンに圧倒されたことは言うまでもない。Kalani David.

 

今シーズンのハワイのノースショアではパイプ、バックドア、オフザにおいてその存在感をあらわすほどの成長をみせているcolorsmag的鬼要チェックサーファー松永大輝。小波においてもこのドライブ感のあるカーヴィング、そしてエアリバースから切れ味あるリッピングまで波の大小問わないオールラウンダーでもある。松永莉奈、松永健新の松永3兄弟の長男。Daiki Matsunaga.

 

2018年シーズンはプロ資格獲得から、仙台新港でのJPSA最終戦優勝など大活躍を果たし、突如WOMENSサーフシーンに一石を投じた松永莉奈。弱冠15歳にして日本の期待の星のひとりであるそんな彼女もKalani Davidとのこのセッションに駆けつけてくれた。ボトムターンが光るしっかりとしたライン取りでインサイドのグーフィーを攻めていた。Rina Matsunaga.

 

松永3兄弟の次男・松永健新。2018年NSA全日本サーフィン選手権大会のキッズクラス優勝という実力派。この日は波が張ってくるインサイドのレギュラーを狙い、さすがのライディングを連発してくれた。兄の大輝、姉の莉奈と共にかなり要チェック。Kenshin Matsunaga.

 

弱冠16歳の種子島出身の注目の若手、日高涼太。Kalani Davidの世界レベルのサーフィンを同じ海の中で体感したからなのか、エキサイティングなライディングを連発。まだまだ荒削りな部分が安定したメイク率へと成長を遂げた時が楽しみな無限の可能性を感じる鬼の注目株。Ryota Hidaka.

 

今シーズンのハワイでは、ピキピキのバックドアの、その日のベストウェイブと言っても過言ではないセットをどピークから掴みインパクトある素晴らしい1本のチューブライドは魅せてくれたことは記憶に新しい新島出身のプロサーファー加瀬優。このような小波はもちろん、ハワイのバックドアにおいても、そのライディングの根底にはEric Arakawaシェイプのハイクオリティーなボードに対する厚い信頼が存在することは言うまでもない。Masaru Kase.

 

セッション後半になると、なんとまさかの超ラッキーか、オリンピック日本代表選手としても有力候補のひとりである川合美乃里がショーアップ!!オンショアが徐々に強まりコンディションが悪化してきている中でも思わず唸らされるような、上の写真をご覧頂ければ一目瞭然なダイナミックなリッピングを披露してくれた。今シーズンはCT入りを目指してQS転戦に全力を注ぐ川合美乃里の世界の舞台での快進撃に期待したい!!Go Minori!!! Go Japan!!!!!

 

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ