Photos & text by colorsmagyoge.
Eric Arakawa @ Malibu Point.
今シーズンからCTと同会場でスポット同時開催されることとなったスペシャル・エアショー”RedBull Airborne”の世界指折りの招待選手のひとりであり、プロスケーターとしても活躍するハワイが生んだ天才横乗リストKalani Davidが、世界一流シェイパーEric Arakawaと共に極秘来日中であることはすでにcolorsmagの記事よりお伝えさせて頂いているが、そんな彼らが来日2日目となった4/15（月）は、低気圧の通過によって南寄りのうねりが届けられ、千葉を代表する日本のクラシカルブレイクのひとつである勝浦のマリブは頭オーバーのグッドコンディションに。
Yoshitaka Ishimaru.
ローカルサーファーたちが大切にしているポイントであることから、普段は決して撮影することができないマリブを舞台に、このエリアのストロング・ロコサーファーのひとりであり、Arakawa surfboards Japan代表でもあるビッグウェイバー石丸義孝氏のバックアップの元、Kalani Davidをはじめ、松永大輝と松永莉奈といったメンバーたちによってマリブセッションを決行！！
かつて2005年にこのマリブを舞台にCTが行われ、ファイナルはKelly Slaterと故Andy Ironsの一騎討ちとなった。
熾烈な攻防の末、見事この名勝負を制したのはAndy Ironsだった。
ハワイアンであるKalani Davidにとって、このエピソードは幼い頃に焼きつくハワイアン・ヒーローAndyが残した永遠の記憶であり、そんな彼にとっての伝説が繰り広げられた場所でサーフィンできることに、テンションは最高潮に。
あまりエアには適してないようにも見えるこのクラシカルなリーフブレイクでも、一瞬の掘れたセクションが出てくればすかさずあり得ないエアの数々を連発する。
どこからともなく集まってきたギャラリーたちの目をクギ付けにする。
Kalani David.
そんなKalani Davidとセッションするべく、松永大輝と松永莉奈の松永兄妹も登場。
ハワイの波を得意とする松永大輝だけあり、ある程度サイズがあって見た目以上にしっかりとしたターンが要求されるここの波でも大きなラインを描き、切り立ったリップセクションを逃さずバーティカルな当て込みを魅せる。
Daiki Matsunaga.
弱冠15歳にしてすでに日本期待の若手プロサーファーのひとりとして活躍する松永莉奈。
ビーチブレイクとはまた一味違った海のリズムを持つこのポイントでは、いい波をじっくりと待って掴み、持ち前の大きなターンを活かして綺麗なライン取りを描いていた。
Rina Matsunaga.
2時間足らずでオンショアが吹き始め、コンディションが悪化してきたところでセッションは終了。
現在Kalani DavidとEric Arakawaは千葉のHICストアを拠点にクルージングしており、4/18（木）には極秘で湘南へ向かい、4/19（金）は静岡のJackに登場する予定。
ちょうど次の低気圧が来ており、サイズアップが予想される4/18（木）の湘南で、もしラッキーだったらKalani Davidが炸裂するところを観れるかも！？
