Rider / Rear Ito. Photos by colorsmagyoge.


 

 

5/6(月)と5/7(火)の2日間に渡り、2020年東京オリンピックのサーフィン会場であり、5/5(日)までQS6000″ICHINOMIYA CHIBA OPEN”が開催されていた千葉県長生郡一宮町の志田下を舞台に、ビッグイベント”JAPAN OPEN Of SURFING”が行われた。

NSA、JPSA、WSL Japanの3団体が一丸となり、日本一のサーファーを決定する国内で最も重要な大会として今年初めて開催された本ビッグイベント、MENSは村上舜、WOMENSは松田詩野が優勝を果たし、無事終了となったことについてはすでに昨晩colorsmagよりリポートとしてお届けさせて頂きました。

今回はそんな中、JAPAN OPEN of SURFINGで3位入賞を果たした伊東李案琉が、上山キアヌと対戦した3位決定戦で魅せた逆転ライドとなったバックサイドでのライディングのファーストターンとして軽々メイクしたバックサイド・フィンズフリー・パワースライドのシークエンスを、colorsmag的シークエンス・オブ・ザ・5/7(火)JAPAN OPEN of SURFINGとしてここにお届け!!

深いボトムターンから際どいリップセクションへ縦にアプローチし、当て込んでフィンズフリーしながらも、北寄りのサイドオンショアによって予想以上にシフトしてくるリップセクションの変化を見極めたかのごとく急遽ボードを大きく180°返して体の真下にホールドしつつ、そのままリップセクションをドリフト気味にパワースライドして仕上げてきたこの1発。

このあと、何も失速をすることなく綺麗にボトムに降り、次のクローズアウト・セクションにフィニッシュ・ターンを仕掛けて綺麗にメイクすることで7pt代のハイスコアとなり、その結果、ヒートをリードしていた上山キアヌに逆転を果たす決め手の1本となったことは言うまでもないだろう。

何れにしても実際に映像など動いている状態で見ると速過ぎかつサラリとメイクしすぎていかに難易度が高かいターンだったのかわかりづらいこの1ターンでありますが、こうしてシークエンスでじっくり見ることで改めてそのヤバさを実感できる必見のシークエンスとなっております!

b/s Fins Free Power Slide by Riaru Ito.

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ