Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

ブラジルのサクアレマを会場に開催されたCT第5戦”Oi Rio Pro”は頭オーバーのクリーンなコンディションとなった現地時間の6/23(日)に大会最終日を迎え、MENS、WOMENS共にファイナルまでを消化。

ベスト8まで勝ち残った注目の五十嵐カノアは、クォーターファイナルのヒート1でブラジル出身のFilipe Toledoと対戦。

ヒート開始早々からフィニッシュでエアリバースを交えるライディングで6.00ptをマークし、好調な滑り出しを見せたかのように見えた五十嵐カノアであるが、相対するFilipe Toledoは1本目からセットの波を掴みチューブとビッグフローターのコンボで6.83ptをスコア。

プライオリティーを駆使して2本目の波を掴んだ五十嵐カノアだったが、これがまさかのワイプアウトとなり、Filipeが2本目にインサイドの波で4.17ptをスコアしてバックアップをまとめると、逆転に必要なスコア5.01ptという状況の中、積極的にスコアを伸ばそうと波を掴むが2本目の波で崩れてしまった海とのリズムを合わせることができず、そのままヒートは終了。

昨年のディフェンディングチャンピオンであり、本イベントにおいても優勝と2連勝を果たしたFilipe Toledoを相手に敗退となってしまったが、本イベントを5位でフィニッシュした。

 

現在、五十嵐カノアはCTランキング4位から5位へとわずかにランクダウンしてしまったが、それでもまだ世界のトップ5という驚異的なポジションをキープ。

南アフリカのJ BAYを会場に7/9(火)から7/22(月)をコンテスト期間に開催されるCT第6戦”Corona Open J-BAY”での快進撃に期待したい!!

 

MENSファイナルはJordy SmithとFilipe Toledoの一騎討ちとなった中、3本目の波でチューブから信じられない高さのエアをメイクしてからのリエントリーでフィニッシュというライディングで9.37ptというエクセレントをスコア!

さらに4本目の波では8.67ptというエクセレントスコアをバックアップにまとめ、ぶっちぎりの強さを見せつける形で、母国ブラジルでの”Oi Rio Pro”2年連続優勝を決めた!

 

WOMENSはワールドチャンピオンCarissa Mooreを相手に、残り6分を切ったところで掴んだ7本目の波でチューブからのビッグリエントリーをメイクしたSally Fitzgibbonsが8.67ptのエクセレントスコアを叩き出し、見事な逆転劇で優勝を飾った!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ