Photos by yasushi photos. Text by colorsmagyoge.

 

7/7(日)。

QS1500″ムラサキ湘南オープン”の会場でもある鵠沼海岸の地下道前を会場に16歳以下を対象に未来のトッププロの登竜門的ビッグコンテスト”BILLABONG Suuper Kids Challenge”が行われた。

強いオフショアが吹く膝前後の乗れる波数も非常に少ない厳しい小波コンディションにどの選手も苦戦を強いられ、伊東李安琉、矢作紋乃丞といった優勝候補選手たちが次々と敗退していく大波乱が巻き起こる中、見事16歳以下男子カデットを制したのは地元鵠沼出身のロコボーイ堀越類!


Cadet winner, Rui Horikoshi.

 

セミファイナルからいち早く目をつけていた会場右側のグーフィーをファイナルでもしっかりと掴み、前半戦に2本しっかりとまとめるといった試合運びでダントツの優勝を決めた!

堀越類はこの勝利により、7/8(月)からコンテスト期間突入となったQS1500″ムラサキ湘南オープン”のラウンドオブ64からの出場できるワイルドカードを獲得!

「本戦では、今回のように同世代を相手に戦うわけではないので思い切って全力で挑みたいと思います」

と意気込みを語った。

 

16歳以下女子ガールズは都築虹帆と川瀬心那といった2名のプロサーファーによるマンオンマン・ヒート。

ここでもカデット同様、ショルダーが伸びていくグーフィーのセットが勝敗の鍵を握り、都築虹帆がレギュラーの消えてしまう波しか掴めなかったのに対し、ヒート前半に入ったグーフィーのセットを掴んでしっかりとリエントリーを決めた川瀬心那が見事優勝!

今大会を通して安定したライディングを魅せ、その強さを見せつける形となった。


Girls winner, Kokona Kawase.


Girls 2nd, Nanaho Tsuzuki.

 

さらに12歳以下のグロムクラスは、バックサイドでボトムターンからの綺麗なリエントリーやフロントサイド・スナップなど、ひときわ光るクオリティーの高いターンを連発した地元湘南出身の期待のロコボーイ酒井仙太郎が優勝!


Grom winner, Sentaro Sakai.

 

グロムクラスのファイナルは潮の動き始めたタイミングだったのか沖でダンパーになって消える波が多く、1発のターンの質が求められる勝負となった中での勝利となった!

「ここがいつも練習しているポイントで、優勝したかった大会だったので、優勝できて嬉しいです」

とコメントを残した。

今後のさらなる成長が楽しみな要チェックなキッズサーファーとなっている!

 

以下はcolorsmag的ハイライト。


今回、Girlsではなく16歳以下男子Cadetにエントリーをした中塩佳那。持ち前のサーフィンを武器に、その勢いはファイナル進出してもおかしくないレベルであったが、セミファイナルではポテンシャルのある波を掴むことができず敗退。男女の差を感じさせない素晴らしいライディングを連発した。Kana Nakashio.

 


狙っていた波は良かったが、ポジションが奥過ぎて抜けることができずCadet2位となった地元鵠沼のロコボーイ、鈴木一歩。次回での活躍に期待したい!Ippo Suzuki.

 


想像を絶する小波コンディションに実力を発揮しきれないまま終了してしまった感のある長沢侑磨は16歳以下カデットで3位に。Yuma Nagasawa.

 


茅ヶ崎出身のSURFSKATERボーイ、高井汰朗は本ビッグイベントでグロム2位に!スケートボードのスキルも高く、まさに実力派な新世代ハイブリッドな横乗りキッズとして鬼要チェックなひとり。Taro Takai.

 


ファイナルでは前半にセットを掴んだが、会場右側で波に乗る酒井仙太郎をはじめとした他の選手たちの追い上げをまくることができず、グロム3位となった山本来夢。Raimu Yamamoto.

 


茅ヶ崎出身の期待のキッズサーファー岡野漣。会場左側のインサイドの掘れた波に狙いを定めたが、思うような波を掴むことができなかった。次回の活躍に期待!Ren Okano.

 

【大会結果】


Cadet 16歳以下男子
優勝:堀越類
2位:鈴木一歩
3位:長沢侑磨
4位:西世古篤哉


【Girls 16歳以下女子】
優勝:川瀬心那
2位:都築虹帆
3位:松山黎音、松岡亜音

 


Grom 12歳以下男子
優勝:酒井仙太郎
2位:高井汰朗
3位:山本来夢
4位:岡野漣

 

>>QS1500″ムラサキ湘南オープン”オフィシャルサイト

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ