今回の台風10号のグランドスウェルが薄っすらと残る新島ママ下でのフリーセッションにおいて、colorsmag的ベストショットを残してくれたのは伊良湖出身の都筑虹帆。バリのクラマスを舞台に行われた2019年JPSA開幕戦”ムラサキプロ”では、アマチュアとして出場しながら準優勝を果たし、センセーショナルなプロデビューを飾ったことは記憶に新しい。写真から伝わるスピード感、そして3本全てのフィンが抜けた浮遊感の中でしっかりとボードを体の真下に引き込むホールド感と言い、まさにこのセッションにおけるベストショット以外何物でもない素晴らしい1枚を残してくれた!現在JPSAランキングは庵原美穂と並んで同率2位。ルーキーにしてグランドチャンピオン獲得も夢じゃない都築虹帆の快進撃に期待したい!!Nanaho Tsuzuki.

Photos by yasushi photos. Text by colorsmagyoge.


ハワイのビッグウェイブから日本の小波まで高次元でオールラウンドにこなす高いスキルを持つ松永大輝。パイプ、バックドアとなればソリッドなテイクオフからチューブをメイクし、スモールコンディションではスキあらば繰り出すトリッキーなエア・リバース。その才能が大爆発し、日本サーフシーンを揺るがす日はそう遠くないだろう。Daiki Matsunaga.

 

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自転車並みのスピードで北上を続け、8/15(木)午前6時には四国か九州に上陸する予報となっている台風10号からの薄っすらとしたグランドスウェルにより、胸肩前後の波に恵まれた8/14(水)お昼過ぎの新島ママ下ポイント。

8/16(金)から8/18(日)に渡って開催されるJPSA第3戦”ALL JAPAN PRO新島”の会場であることから、すでにひと足早く新島入りを果たしている選手たちによって繰り広げられたフリーセッションの模様を、yasushi photosギャラリーにてお届け!!

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弱冠17歳にして2018年グランドチャンピオンに輝いた野中美波。今シーズンはCT入りを目標に掲げ、QS転戦を軸に世界を飛び回っていることからこの第3戦目が今年初のJPSA参戦となる。他の選手よりもひと足早く新島入りを果たし、その気合は十分。その活躍に期待したい!!Minami Nonaka.

 

 


羽伏浦やシークレットはオンショアの頭オーバーであったのに対し、その反対側のママ下ポイントは胸肩前後のオフショアのライダブルなコンディションに恵まれた。Mamashita Point.

 


四国出身の金沢呂偉もひと足先に新島入りを果たした1人。ハワイのサンセットビーチで開催されたWSL主催の”Sunset Pro Junior”で見事優勝を果たした実力派若手プロサーファーが、日本のハワイと言って過言ではない波のパワーを誇る新島でどんな快進撃を見せてくれるのかに注目したい!Roy Kanazawa.

 


8/13(火)は朝一の千葉フリーセッションでフロントサイド・テールハイ・エアリバースのシークエンスを残してくれた村田嵐。その翌日にはご覧の通り新島入りを果たし、ショアブレイクギリギリのエンドセクションをハードなリップアクションで仕上げる。Arashi Murata.

 


綺麗なボトムターンから生み出されるトップアクションを武器とする松永莉奈。兄の松永大輝と共に新島入りを果たし、ここママ下のファンウェイブを堪能した。Rina Matsunaga.

 


松永莉那同様、女子高生プロサーファーとして今大会に参戦の大澤宥南。茅ヶ崎出身の歴代グランドチャンピオン大澤伸幸プロの妹だけに、天性のサーフセンスを持ち合わせた要チェックサーファー。Yuna Osawa.

 


上が渡辺寛プロ、下が渡辺愛プロ。宮崎出身の渡辺兄妹のリップアクションがあまりにも似ていたいため、思わずこうして並べてみたくなった。どちらもパワフルなサーフィンを武器とするだけに、新島の波でどんな爆発を魅せてくれるのか楽しみでならない!Above : Kan Watanabe. Below : Mana Watanabe.

 


幼い頃からサーフィンとスケートボードに慣れ親しんできた加藤3兄妹の次男坊であり、THE SURFSKATERSではスター選手のひとりとして活躍してきた経歴を持つ注目の高校生プロサーファー加藤翔平。高次元でサーフィンとスケートボードを融合させ、進化し続けるそのサーフィンを武器に今大会での快進撃に期待したい!!Shohei Kato.

 


見事な垂直12 O’clockリップを魅せるのは沖縄出身の若手プロサーファー宮城和真。エッジの効いたドライヴィーなカーヴィング・ターン、切れ味鋭いリップアクションを連発していた。Kazuma Miyagi.

 

果たして、JPSA第3戦”ALL JAPAN PRO新島”はどんな波で行われるのか!?

現在の予報を見ている限り、強い南西の風が徐々に弱まりつつ、うねり自体も弱まっていく一方となっている。

今大会のさらなる詳細、8/16(金)からスタート予定のLIVE中継は、下記リンクよりJPSAオフィシャルサイトをチェック!!

 

>>JPSAオフィシャルサイト

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ